36: ◆5oOcnZdhB9lZ[saga]
2024/05/01(水) 23:52:35.91 ID:NL4fBFdl0
春月「…む、その資料は。」
春月「さすがに気づいたと思うが、その2名と1体がキミの部隊の隊員だ。」
春月「2名は性格的には特に難はないと聞いた。」
春月「ドグラに対しては、いろいろあるかもしれんがそれはここの隊員皆同じだ。」
春月「問題はそのドグラだ。」
>>資料をもう一度よく読む。
>>怖気のドグラ…
>>どうやら人間の恐怖や怯えの感情から生まれたドグラのようだ。
春月「そのドグラは見てわかる通り怖気のドグラ。」
春月「名はオボロというらしい。誰が名付けたのか知らんが、自らそう名乗ってた。」
春月「普通ドグラというのは1つの感情から生まれるのだがな。」
春月「怖気というのは、恐怖や怯えの感情を含んでいる。」
春月「分かるか?つまり、このドグラは2つの感情を混合してできたドグラだ。」
春月「稀有な例でな…前例がないことはないのだが。」
春月「前例がないからこそ、特例措置なのかもしれぬ。」
春月「だが用心しろ、十一番隊隊長。」
春月「所詮はドグラ…いつマグラになってもおかしくないのだ。」
>>春月の視線からは憎悪を感じた。
>>どうやら自分にではなく他のものに向けられたもののようだ。
>>春月の言葉を肝に銘じることにし、部屋を出た。
春月「…もう少し書類拾っていっても良かったんじゃないか。」
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