872: ◆7Jaa0lEkAo[saga]
2024/05/12(日) 20:22:33.07 ID:vRdDvVa7o
アタイ達はそれから無言で、それぞれのペースで勉強を進めた
静かだけど、心地良い時間だった
最後はお母さんがオレンジジュースをくれた
「勉強頑張ってるわね、ご褒美のオレンジジュースよ」
「「「ありがとう。」」」
アタイ達はオレンジジュースを飲み干した
「「「「ゴクッゴクッ、おいしい!!」」」」
おいしいオレンジジュースとともに、アタイは感じた
こんな風においしいオレンジジュースをいつまで飲んでられるだろうな
人間の友達とは、大人になるまで一緒かもだけど
幽霊や妖怪の友達とは、別れの時だしな。
2人とはオレンジジュース、もう飲めないのだろうか?
「………」
「蓮さん、どうしたの?」
「いや、朝里や花子とオレンジジュース
中学生になったら飲めなくなるのかなって。」
「蓮さん…」
地味子は言った
「姿が見えなくてもラインで会話出来るし、姿が見えなくなっても友情は続くよきっと。
だから、悲しまないで生きよう。」
「…地味子、そうだな。
悲しまないで生きよう。」
結局そうするしか、道はないのだから
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