828: ◆7Jaa0lEkAo[saga]
2024/05/11(土) 20:07:30.68 ID:U87cqc8Uo
放課後、俺アタシは自分の部屋で
魂同士の会話を試みる
「俺が蓮と同化すると、アタイっ娘になるんだな。」
「アタシがアンタと同化すると、男口調になるのね。」
「同化した気分はどんな感じだ?」
「アタシであり、アタシじゃない、複雑な感じね。
消えるよりはマシだけど、やっぱりアタシはアタシのままがよかったわ」
「そりゃそうだろうな、だが俺も消えたくない
同化が最善の妥協点だったんだ。」
「今からでも消えてくれていいのよ?」
「冗談だろ、消えない。」
「言うと思った」
「それで、貴方は地味子に興奮して居るって事が分かったけど
ロリコンなの?」
「俺はロリコンじゃない、好きになった相手がたまたま地味子だっただけだ」
「世間ではそう言うのをロリコンって言うのよ」
「ぐっ!!何も言い返せない。」
「…地味子と付き合うなら、地味子を幸せにしないとね
あの子はアタシがいくらいたずらしても、アタシを慕ってくれたいい子だからさ」
「…脈はあると思うか?」
「分かんない、アタシ昔いっぱいひどいことしたから、ないかも」
「…脈があるとして、付き合う相手として地味子はどうだ?」
「…アタシの相手は地味子しかいない、と思うわ
地味子しか考えられない」
「そうなのか、俺もそう思う。と言う事は同化状態に戻ったとしても…」
「「頑張って地味子とは付き合うべき」」
この言葉を最後に、アタシ俺は同化状態に戻った
アタイになった
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