644: ◆7Jaa0lEkAo[saga]
2024/05/06(月) 20:03:24.63 ID:nhBCogvho
「お前たちは将来についてどう考えているんだ？
夢とかあるのか？」
委員子は言った
「私は警察官になりたいわ、正義の味方になって。
悪人を捕まえたい」
「いい夢だ、カッコいい夢じゃないか。」
「そう言われると、照れるわね。ありがとう。」
太郎は言った
「俺は建設現場で働きたい、建物を建てるってカッコいいし」
「大工さんが夢って訳か、いいんじゃないか？」
夢は言った
「ボクは小説家になりたいかな
自分で世界を作りたい」
小説家か、カッコいい夢だが
俺に文才が無かったことが思い起こされる
夢は文才があるんだろうか？
まぁボクっ娘で独自の世界観持ってそうだしな
文才はありそうだ
「地味子は…」「お嫁さんかな」
お嫁さん。
「誰かのお嫁さんになって、尽くしたい」
誰かの、か。
その誰かが俺ならいいのにな。
だけど地味子がレズかどうかも分からないしな
違う確率の方が高いだろう
委員子は言った
「今時は夫婦共働きの時代よ、お嫁さん以外にも夢を持っておいた方がいいわよ？」
「それでも、私はお嫁さんが、専業主婦がいい。
家事や子供に専念したい」
地味子の意志は固いようだ
家事や子供か、俺と付き合ったら、子供はプレゼントしてあげられそうにないな。
だけど…
俺は地味子の方をジーッと見た
俺は地味子と付き合いたい、それは間違いないだろう
「こっちをジーッと見て、どうかしたの？蓮ちゃん」
「なんでもない。」
告白する時は今ではない、みんな見てるしな
告白する時は2人っきりで、いいムードの中でカッコよく。
その後俺たちは大人なムードで楽しく雑談した
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