622: ◆7Jaa0lEkAo[saga]
2024/05/05(日) 22:06:29.21 ID:V/eo+dZJo
「俺達も、中学生になったら幽霊が見えなくなるのかな?
俺、幽霊に大事な友達が居るんだ。」
俺はオカルト研究部の部員に聞いてみた
「幽霊が見えるのは子供の頃だけよ、いくら仲が良くても
中学に入ると見えなくなる。私も、そうだった
あの子は私の視界に入らなくなった」
…彼女にも朝里みたいな子が居たのか。
それが見えなくなった。
彼女の隣に、小学6年生ぐらいの子が寄って来た
「…見守ってる、貴女が見えてなくても」
その子は見守ってる、そう言った
俺は部員の子に言った
「見えなくなっても、彼女見守ってくれてるって。
見えなくなっても絆までは消えてなかったようだ」
「〇〇ちゃん、〇〇ちゃんなの。
ここに居るのね?」
6年生ぐらいの子、幽霊は椅子を揺らした
ここにいるという意味だろう
「例え見えなくなっても、絆が無くなったと言う訳じゃない
よかったな、部員ちゃん」
「えぇ、えぇ!!本当によかったわ。
それを私達に知らせてくれてありがとう」
「礼は要らないぜ、ただ伝言しただけだ。」
それにしても、見えなくなるか。
俺は中学生になったら朝里が見えなくなるのだろう
その時までに、覚悟を決めておかないとな。
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