136: ◆7Jaa0lEkAo[saga]
2024/04/24(水) 22:09:04.12 ID:+HhmhMJko
「観覧車に乗りたい、かな?」
俺は何を言ってるんだ、女子か!!
今は女子だけど
蓮のママは笑顔で言った
「観覧車、締めにはぴったりね。
乗りましょう」
蓮のパパも反対はしなかった。
俺達は観覧車に乗った
観覧車からは夕日に照らされた街が見渡せる
「あっ、俺達の学校が見える」
「パパの職場も見えるな」
「お父さんの職場、どこどこ?」
「あそこのビルだ、あそこのオフィスでパパは働いてるんだよ」
マジか、大会社じゃないか
蓮のお父さん結構すごかったんだ
「それにしても、夕日に照らされた街が綺麗だね。」
「あぁ、綺麗だ」「綺麗ね。」
夕日に照らされた街は、昼とも夜とも違い
どこか幻想的な雰囲気を放つ
これが蓮の街、まえの俺の街とは違う街。
俺は、これからどうなるんだろうか?
本物の俺はトラックにひかれて、たぶん死んだと思うから
ずっと蓮のままなんだろうか?だとしたら蓮は、消えてしまったのだろうか?
「それは、蓮がかわいそうだな(ボソッ」
「なんか言ったか」「な、なんでもない」
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