ポケモンSS 安価とコンマで目指せポケモンマスター part11
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94: ◆YYjyt422CY[saga]
2024/03/22(金) 23:47:36.70 ID:pR5XdYTE0
ユウキ「よう、ルチア」

グランドフェスティバル終演後、会場の近くの水辺でたたずんでいるルチアにユウキは声をかけた。

ルチア「あ、ユウキくん!セレナ、強かったでしょ?」

ユウキ「ああ。驚いたよ。まさか、アダンさんとルチアを下すとはな」

ルチア「まあ、しっかり鍛えましたから!」

ユウキ「そうか」

ルチア「……何でここに来たの?」

ユウキ「ん?まあ、なんとなく?」

ルチア「そっか。あのさ、私、頑張ったんだ」

ユウキ「ああ」

ルチア「色々負けたくなくてさ。つい手は貸したけど、負けたくなかったんだ」

ユウキ「ああ」

ルチア「……ずっと一緒に旅してきたちるるとユウキくんにもらった化石を復元したごららで勝ちたかったんだ」

ユウキ「そうか」

ルチア「そうしたら、いや、なんでもない」

ユウキ「……そうか」

ルチア「勝ちたかったんだ」ボソッ

ユウキ「うん」

ルチア「……勝ちたかったんだよおぉぉぉぉぉぉっ!!!!!!!うわーーーーーんっ!!!!!!!!」

ルチアがユウキの胸に顔をうずめて大声で泣き始めた。

ユウキ「頑張ったな」

ユウキはルチアの頭を優しくなでる。
ルチアは人目なんて気にせず、ユウキの胸を借りて泣き続け、その間ユウキは何も言わず優しく頭をなでるだけだった。
しばらくして、ルチアは泣き止み、ユウキの胸から顔を離した。

ルチア「あ゛り゛がど」

ユウキ「おう。にしても目元まで真っ赤でせっかくのかわいい顔が台無しだな」

ルチア「か、かわっ//」

ユウキ「あれ?顔まで赤いけどどうしたんだ?」

ルチア「ユウキくんのバカ!」

ユウキ「えぇ…」

ルチア「今日という今日は許さないから!歯食いしばって!」

ユウキ「え、ウソぉ!?マジ!?」

ユウキは手を振りかぶっているルチアから何をされるか察し、目をギュッと瞑り歯を食いしばった。
だが、激しい痛みはいつまで待っても来ず、代わりにセレナにされたのとは反対の頬に柔らかい感触を感じた。

ユウキ「へ?//」

ルチア「へへへっ。今日はこれくらいで勘弁してあげる!じゃあ、私はもう行くね!」

ルチアはボーっとたたずむユウキをおいて、どこかに駆けて行った。

ユウキ「どういうことだよ…//」

ルチアの好感度が上昇した。


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