883: ◆OX0aJKbZO.0H[saga]
2024/07/14(日) 23:48:44.94 ID:K2AMoNZr0
マンティ「――パピヨンさん、パピヨンさん」
パピヨン「ん?どしたのマンティ」
――タブレット越しにマンティに名前を呼ばれる。何時の間にかサンタさん帽子は取っていていつもと変わらない普段通りのマンディがそこにいた。
あーあ似合ってたのに、勿体ないなぁ。
マンティ「その、この前は……ありがとうございました」
パピヨン「……え、なんかやったっけアタシ」
マンティ「え、ええっ!?あ、あの、前に言ってくれたじゃないですか……!わ、我が儘になって良いって、リハビリ頑張れって……!」
パピヨン「ぷぷ、冗談だって冗談。覚えてる覚えてる」
いや、最初から覚えてはいた。マンティに改まってお礼を言われるようなことなんて、あれくらいしかない。けどアタシにとってあれはそんなお礼を言われるようなものじゃないと思う。
我が儘で良いなんて普通の女の子なら当たり前のことだと思うし。アタシはそれに付き合っただけ。むしろアタシの我が儘に突き合わせてる感じ。
――でも、それでマンティが元気になってくれたのなら、アタシも嬉しい。
マンティ「わ、私……頑張ります!だから、パピヨンさんも……頑張ってくださいね」
パピヨン「――うん。頑張る頑張る」
――――一年後、マンティが走れるようになったとき。最強のウマ娘として――立ちはだかる。その為にもまずは。
ライム「……?」
パピヨン「自分で作ったものだから全然良いと思うけど、そんなに食べると太るよ?」
ライム「ふぁ、ふぁい!?」
――あの青く輝く流星を、どうにかしなくちゃね。
1002Res/560.61 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20