871: ◆OX0aJKbZO.0H[saga]
2024/07/14(日) 19:33:21.85 ID:K2AMoNZr0
シルフィー「もくもく……んっ、美味しい……!」
パピヨン「シルフィーって結構食べるタイプだよね」
シルフィーの手に持った紙のお皿にはこれでもかと盛られた料理。もくもくと食べては目をキラキラと輝かせている様は、なんだかおもしろい。
……もぐもぐ。やっぱりライムの料理は絶品だ、前に試食した時よりも美味しくなってる。
パピヨン「はーあー、クリスマスはもっとキラキラしてると思ったけど結局いつもの面子でご飯食べて……あんまいつもと変わらないじゃん」
シルフィー「ふふっ……私は楽しいですよ。パピヨンさんは、つまらないですか?」
……そういうことをアタシ言ってないんだけど。ズルい、つまらないとかそんなわけないでしょ。
ちょっと変化があると思っただけ!お兄さんも今仕事でいないし!てかお兄さんクリスマスに仕事!?かわいそ!
シルフィー「……クリスマスが終われば直ぐに年が明けて、そしてまたレースですね」
パピヨン「んね、レースレースレース、トレセン学園の生徒らしくそれくらいはしなくちゃね」
――走るのは好きだしそれは問題ない。好きだから走る、好きだから走り続けられる。
これが私の原点で、他にも色んな要素が付け加えられたけど――そこは変わらないと思う。ある意味で、お兄さんと出会ってから今に至るまでで、一番アタシが理解した部分かも。
勿論、誰かのために走るとか、期待を背負うとか、そう言うのもあるけどね。
シルフィー「ウマ娘は走るために生まれてきた……私も、パピヨンさんも、ライムさんもマンティさんも……誰しもが例外ではありませんよね」
語るシルフィーに頷く。そうでもなきゃ、アタシはきっとトレセン学園になんて来ていないからね。
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