810: ◆OX0aJKbZO.0H[saga]
2024/07/06(土) 19:30:23.42 ID:kNx0CHnD0
シルトレ「…………はい、お疲れさまです」
シルフィー「は、はぁ、はぁ……はぁ、はぁ」
全然走れませんでした。脚が思うように動かず、蹴っても蹴っても前に進まない。
――やはりそう現実は上手くいきません。ダートを走ってみると、パピヨンさんにライムさん、マンティさんの凄さが分かります。
シルトレ「ダートも芝も走れるという才能は稀有な物ですから、気を落とさないでくださいシルフィー」
シルフィー「はぅ」
……あ、頭を撫でられてしまいました。よしよしと優しい手つきで撫でられて……は、恥ずかしいです。
シルトレ「……焦らず行きましょうシルフィー。ゆっくりと準備をして――来年こそ勝負をしましょう。だって貴女は私が信じたウマ娘なんですから」
シルフィー「トレーナーさん……は、はぃ。あ、ありがとうございます……」
――本当は年明けから次走の話をしたい、という話でしたが。トレーナーさんと共にトレーナー室で次走の話をすることになりました。
目標を決め、しっかりと努力をして、またG1の大舞台で勝利を収めたら――きっとあの子も喜んでくれますよね?
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