798: ◆OX0aJKbZO.0H[saga]
2024/07/05(金) 00:30:54.20 ID:WdAq/ul40
『――カペラステークスに行くか』
パピヨン「えっ!?JBCスプリントとチャンピオンズカップは!?』
勿論リベンジの為にその二つのG1に出走するのも良い。パピヨンが出走したいというのなら勿論出走登録をする――しかし。
『ただ闇雲に、ライバルと同じレースを出ているだけではきっと……ダメだと思うんだ』
沢山レースに出て、レースに慣れる。そしてどんどん実力を付けて――それでようやく、リベンジに挑める。
『だから次はキミが力を付けるために走る。そして来年――分からせてやろう。キミというウマ娘の真価って奴を』
ステラライムにも、ブラックマンティスにも、他のウマ娘にも。キミを応援してくれているファンにも、キミに期待していない観客にも――度肝を抜いてやろう。
『……そういうの、大好きだろ』
パピヨン「――――ぷ、ぷは、ぷはは!お兄さんってそういうこと言うんだ!?ぷふはははは!ちょっと意外かも、お兄さんもそう言う年相応っぽいところあるんだ!?」
『……年早々って、別にいいだろう。普通だ普通』
パピヨン「だってお兄さん、いっつもムスっとしてるし〜?――でも、うん。良いね、お兄さん。それ、サイコー」
ぷはは、と笑いながらパピヨンは【貴方】に向けてサムズアップ。
パピヨン「アタシの走りを見た全ての人間に――期待させちゃうような、そんなレース。期待してない人間に、不意打ちで度肝を抜いて分からせる。うん、それっぽい。良い目標かもね?」
『ああ、その意気だパピヨン!やってやろう!
――ということで、次の目標はカペラステークス。着実に経験を積んでいこう。
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