652: ◆OX0aJKbZO.0H[saga]
2024/06/12(水) 23:24:00.91 ID:q8ximHrP0
パピヨン「はぁ、はぁ、はぁ……はぁ……?」
――レース版を駆け抜けて、ゆっくりと速度を落としていきながら止まる。夏の蒸し暑さでビショビショの汗で手の甲で拭い、観客席を見る。
わぁあああああ……!と、歓声。暫くアタシが浴びれてなかった、歓声。
――――あんなに、アタシには走り切れない見たいな雰囲気だったのに。勝ったら勝ったでこんな歓声。いや、ほんっと、ほんとー……に。
パピヨン「…………っぷ」
――さいっこー……!
パピヨン「ぷふ、ぷはははははははは!!!アタシには走り切れないとか、全然ダメ見たいなことばっかり言ってたくせに何この歓声!手の平クルクルでなっさけな!」
パピヨン「アタシが勝つのは当然なんだけど!なんで理解できてないのこの人たち!ぷぷぷぷぷ!」
――あ、お兄さんの悲鳴みたいな声が聞こえてきた。ぷぷっ……!きっも……!
パピヨン「はー……!」
久しぶりに、なんだかスッキリ走れた!気持ちよかったー!
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