504: ◆OX0aJKbZO.0H[saga]
2024/05/05(日) 22:21:44.45 ID:+9m/08ls0
『……パピヨンに追い出されてしまった』
トレーナー室で仕事を片付けていたら、いきなりパピヨンが来て「出て行って!」と言われてしまった。
……いや、別にそのこと自体は良いんだが。パピヨンは部屋の中で何をしているんだろうか。
パピヨン「はーいお兄さん。準備できたから入って良いよ〜」
中からパピヨンの声が聞こえてくる。その言葉の通りに、【貴方】はトレーナー室に入ると……そこには。
パピヨン「じゃ〜ん……どう?新しい水着買っちゃったんだけど……お兄さんの感想、聞かせて欲しいな〜?」
――水着姿のパピヨンがいた。蝶のような模様があしらわれたワンピース水着。
パピヨン「ぷぷ、お兄さん見惚れちゃってる?やんや〜ん、そんなじっくり見ちゃって、お兄さんのエッチ〜」
『え?あ、ああ……すまない』
思わずジッと見てしまった。ふむ、ふむ……。
『……だいぶトモも成長したな。全体の筋肉量も偏っていないし……こうやってみると、だいぶ綺麗な身体をしているな』
パピヨン「えっ?い、いや……そんな……いやいや……えっ?」
『スプリンターらしい良い下半身だ、だから後は心肺能力と柔軟性、そういう部分を鍛えていくべきだろうな』
それこそ、夏合宿では遠泳を多く行ったりしても……いや確か夏合宿ではビーチでクイズ大会が行われるらしいから――。
パピヨン「……〜〜っ!あ、あーもう!お兄さんほんっと意味わかんない!もっとこう!あるでしょ!?」
『え』
パピヨン「言うべきこととか!水着なんだから!ねぇ!あ、あーもー……ほら!チャンスあげるから!」
顔を朱色に染めながら、パピヨンは自分にびしぃ!と指を指す。
……な、何だろう。
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