494: ◆OX0aJKbZO.0H[saga]
2024/05/05(日) 19:32:47.59 ID:+9m/08ls0
シルフィー「す、凄いです……!絵の雰囲気と文章が見事にマッチしていて、しっかりと絵本の世界観に引き込まれてしまいました……!」
マンティ「シルフィーさんの本も……す、素晴らしいです……!お話の展開が……凄いはっきりしていて、最後の場面では……思わず、な、涙が出てしまいそうで……!」
――初めて会ったあの日から。私たちはこんな風に作った絵本をお互いに読み合って批評する、ということをよくするようになりました。
自分だけでは見えてこない視点、感想を聞ける……少し恥ずかしい気持ちもありますけど、とってもいい時間でした……!
……パピヨンさんに一度読んでもらおうとしたことはあるんですけど。その、ちょっとハードルが高くて……その。
マンティ「し、シルフィーさんは、絵本以外にも色々やってるんですもんね。小説とか……絵本以外にも、色々読んだりした方が良いんだろうな、という気持ちはあるんですけど……」
シルフィー「!しょ、小説に興味がおありですか……!?」
来ました来ました!で、ではどうしましょう……?マンティさんなら長めの長編小説でもしっかりと読み切れそうですが、最初はやはり、短くまとまっていて分かりやすいものが――。
いえ、好きなジャンルを読んでもらって小説が面白いものというのを分かって貰うためには、少し儚くて優しい雰囲気のファンタジー系の……。
マンティ「し、シルフィー、さん……?」
シルフィー「……あっ!?ご、ごめんなさい……!そ、そうですね……ま、まずは短編集などを読んでみて、どんなジャンルが好きか探してみるのが良いかもしれませんね……私の見立てだと、マンティさんは――」
――絵本や創作の話をこんな風にしながら、紅茶を飲んだりお茶菓子を食べたり。まるでティーパーティー……トレセン学園でこんなことが出来るなんて、と。思わず顔が綻んでしまいます。
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