393: ◆OX0aJKbZO.0H[saga]
2024/04/14(日) 21:46:16.30 ID:nWgsCrME0
ウオッカ「よう!何の話してんだよ、パピヨンにスカーレット!」
パピヨン「……別に何の話もしてないけど〜?」
空いていた隣の席に勢いよく座るのはウオッカ。スカーレットの同室で、分かりやすいくらいのライバル。
……あんまり話したことはないけど、結構良い子。うん、雰囲気というかなんというか。
ダスカ「バレンタインの話よ、バレンタイン。ウオッカもトレーナーとか出来たらバレンタインチョコ渡すでしょ?」
ウオッカ「なっ……!?な、ななな!?おま、スカーレット!俺はそんな……!」
ダスカ「……まあ、トレーナーがまだいないアタシらが考えても仕方ないけど」
パピヨン「…………」
チョコ。チョコ?え、お兄さんモテるの?いや、いやいやそんなそんなバカでしょ?だってお兄さんとかキモいし変態だし――顔とか、いや。顔は……いやいやいや。
ウオッカ「うぅ……ま、まあ感謝の気持ちで、とかで渡すことはあるかもな!パピヨンも渡したいなら渡せばいいんじゃねーか?」
パピヨン「感謝……」
…………感謝の気持ち。
ま、それなら、別に変じゃないかも?仮にもトレーナー、なんだし。そう、そうだよね。チョコとか、別に普通……。
パピヨン「ま、まあ〜?それなら、全然、チョコとか……いや!お兄さんってばきっと寂しい思いしてるから、しょうがなく!」
――そうと決まれば材料を買ってこなくちゃ!ぷぷ、お兄さんってば、美味しいチョコ食べて気持ち悪い笑顔浮かべちゃったりして〜?
ダスカ「……別に手作りじゃなくてもいいと思うけど」
ウオッカ「そうか?感謝の気持ちって言うなら、やっぱ手作りだろ!」
ダスカ「アンタ、そういうところ律儀よね〜……あいつもだけど」
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