37: ◆OX0aJKbZO.0H[saga]
2024/03/04(月) 19:40:59.30 ID:NbPIO9X50
ありがとうございます。がんばります。
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パピヨン「何この部屋。なんか小っちゃいし、面白くなーい」
次の日。トレーナールームに案内して早々、パピヨンは文句を言いながら流れるように備え付けの小さな冷蔵庫に向かった。
パピヨン「えー!? 水とかお茶しかないの!? お兄さん普通もっとバリエーション増やしておいてよ! ニンジンジュースとか、炭酸とか!」
『分かったよ……』
ぶーぶー文句を言われてしまった。まさかいきなり冷蔵庫を開けられるとは思わなかったが、まあ……慣れるだろう。
……今回トレーナールームに案内したのは、今後のトレーニング方法や出走レースの確認などの話し合いの為だ。あとは諸々の書類の確認などもあるが……。
パピヨン「でー? お兄さんこんなちんけな場所で、アタシに何するつもりー? やーん、もしかして……そういうつもり?」
『先ほど話しただろう。トレーニングや今後の話を……』
パピヨン「あ、それって建前だと思ってたー? ぷふふ――んもー、冗談! 冗談だってー!」
彼女は備え付けの小さなソファに当然のように座り、「ほらほら早く喋ってー?」と急かし始める。
『まず聞いておきたい、パピヨン。キミには……夢はあるかい?』
パピヨン「この話前もしなかったっけ? 別に? 特に夢とか、走りたいレースがあるー。とかそういうのはないかなー」
アタシは走れればいいの! そして、勝てたら嬉しいな! と、明るく言ってのけた。
……では、考える。彼女の走りを考えると、ダートの、それも短距離が一番の戦場になるだろう。しかし――スタミナを鍛えれば、マイル距離も行けるかもしれないが……。
(……あの時のレース)
走り終わった後、フラフラになって倒れそうになっていたあのレース。もしかしたら適正的に厳しいかもしれない――。
さて、今後どうなるか分からないが――。
今後のレースは:安価下2
1 ダートの短距離を兎に角狙って行こう
2 マイルも考えよう。
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