332: ◆OX0aJKbZO.0H[saga]
2024/03/29(金) 21:35:19.47 ID:PaYfBdJ50
『それで、どうしたんだよ。いきなり』
パピヨン「うっさい、黙って仕事してろ」
『……はいはい』
カタカタとタイピング音。あー本当に仕事再開しちゃった、お兄さん。
……いや、別に。普通でしょ。普通、だよね?トレーナー室で横になるくらい、別に他の子もしてるし……うん、そう。普通普通、アタシが変に意識する必要なんてない、なーい。
スカーレットがちょっと頭の中お花畑で、恋に恋しちゃってる感じのそんなあれになっちゃってるだけで……。
…………。
パピヨン「ねえ、お兄さん」
『ん?』
パピヨン「その、えっと……こうやって担当ウマ娘が、トレーナー室でダラダラしたりするのって……変、というか普通じゃなかったりする、のかな?」
『?……いや、別に変ではないと思うぞ?』
パピヨン「!!!」
――だ、だよね〜!お兄さんがそう言うなら、全然普通だよね〜!
だからアタシの距離が近いとか、付き合ってないのが信じられないとか……変じゃありませ〜ん!普通で〜す!
はー焦った!ビックリした!全然お兄さんとか好きじゃないし!あー、意味わかんないわーほんとー!
パピヨン「ぷ、ぷぷ!だよね〜?一人ぼっちでお仕事してるお兄さんにとって、アタシみたいな花は目の保養になるもんね〜?」
ずっとずっとトレーナー室でアタシを見れるなんて……お兄さんもしかして超ラッキー!?
『な、なんだなんだ?いきなり……あ、そうだ。この前コンビニでおしるこ買っておいたから、レンジで温めて食べていいぞ』
パピヨン「え、ほんと!?わ〜い!お兄さん気が利くじゃーん!」
――これがアタシとお兄さんの普通。うんうん、普通普通。
1002Res/560.61 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20