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2024/03/12(火) 22:43:12.25 ID:8cGtYUgH0
プラタナス賞当日、控室。【貴方】の担当ウマ娘、シルヴァーパピヨンは……。
パピヨン「……ふ〜」
――メイクデビューの時とは打って変わって、静かだった。深く深呼吸をして、自分の心を落ち着かせていた。
『パピヨン、集中してるな』
パピヨン「えっ!?あ、いや、ちょっとお兄さん!いるならいるって言ってよ!影薄いんだから!」
『いや、ずっとここに居たんだが……』
パピヨン「はー、ほんと信じられない!お兄さん、そのうち逮捕とかされるよ!不法侵入で!」
『……』
……そこまでか。
パピヨン「あーあ、らしくないとこ見られちゃった……ま、ここでしーっかり逃げ切って勝って、お兄さんを安心させてあげるから」
お兄さんは、指を加えて見てて?と、パピヨンはにやりと笑って言う。
『ああ。勝ってこいパピヨン、今まで必死にトレーニングしてきたんだ。だからきっと――逃げ切れる』
パピヨン「ぷぷ。それじゃ、言ってくるね〜」
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