131: ◆OX0aJKbZO.0H
2024/03/09(土) 19:19:46.73 ID:aNta1IfC0
前から3番目辺りに付き、最後の直線で一気に抜き差す。お手本のような先行差し……ステラライムの地力がハッキリと分かるメイクデビューであった。
ライム「――やりました、やりましたよトレーナーさん!トレーナーさーん!」
パピヨン「ぷぷ、元気な子だね〜」
『まだ分からないが、きっとこのステラライムが全日本ジュニアでは有力バとなるだろうな』
それに、きっとこの子はマイラー……スプリンター気質のパピヨンと彼女ではそもそものスタミナ勝負で負けて刺されてしまうかもしれない。
パピヨン「……ふーん。じゃ、アタシはこの子に追いつかれないように沢山スタミナ付けて、逃げ切れば良いわけ?」
『まあ、そういう訳なんだが』
スタミナ、それにパワーもスピードも何もかもがまだパピヨンには足りないかもしれない。だが……それをどうにかして送り出すのがトレーナーだ。
『頑張ろうパピヨン、自分がキミを勝たせるよ、そのためのトレーニングも――』
パピヨン「うわ、なんかキモ。勝たせるよ……だって〜!ぷぷぷ!カッコいいこと言ったつもりだ〜!」
……頑張ろう。パピヨンは勝てないウマじゃないはずだ。
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