105: ◆OX0aJKbZO.0H[saga]
2024/03/07(木) 23:40:07.98 ID:aoJCC0Si0
――――メイクデビュー当日。中山レース場、空は青く晴れ、快晴。
【貴方】は今、初の担当ウマ娘、シルヴァーパピヨンのメイクデビューを迎えていた。
担当ウマが緊張しているかもしれない、ならばそれを解消してあげるのがトレーナーとしての役目だ――。
パピヨン「すご!ねーお兄さん!ここお菓子置いてる!食べよ!」
『……』
……別に緊張はしていなさそうだった。
『なあ、パピヨン。キミ……緊張はしていないみたいだな』
パピヨン「ん?別に緊張とかしてないけど〜?もーしかしてー……お兄さん、緊張してるの!?」
うわ、マジ〜?大人なのに、中学生よりガチガチとかなっさけな〜!ぷぷぷ〜!
……ここぞとばかりに煽られる。しかし、これでめげるなら彼女のトレーナーはやっていけない。
『……もう一度確認しておこう。中山ダート1200mの出走人数は10人、作戦は――』
パピヨン「あー大丈夫大丈夫!作戦はアタシが走りたいように走る!それで一番最初にゴールを通る、それで良いでしょ?」
ま、お兄さんはプルプル震えながらアタシの走りを見ててよ?と、にやりと笑い。パドックに向かおうとする……。
【貴方】は、引き留める。
パピヨン「え〜、何々?アタシもう行くんだけど――」
1002Res/560.61 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20