くーちゃん「しょくぶつさんとおはなししてたらびょういんにつれていかれました」
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301:名無しNIPPER[saga]
2024/02/14(水) 21:31:04.41 ID:Lds9YMgP0
ハナ「だめ! だめ!」

ハナ「だめなの! だめなの!」

くーちゃん(なにが、だめですか?)
以下略 AAS



302:名無しNIPPER[saga]
2024/02/14(水) 21:31:29.57 ID:Lds9YMgP0
くーちゃんの肌に

ぽろぽろとハナちゃんの涙が伝います。

とてもしょっぱくて、チョコで甘くなった口の中には
以下略 AAS



303:名無しNIPPER[saga]
2024/02/14(水) 21:34:58.89 ID:Lds9YMgP0
ハナ「天野さん、天野さん、ごめんなさい」
   トンネルなんてわからないの。
   トンネルなんてよくわかんなかったし、
   どういうことなのか全然わかんないの! 
   植物の声も聞こえてないし、聞き届けたわけでもないの。
以下略 AAS



304:名無しNIPPER[saga]
2024/02/14(水) 21:35:53.41 ID:Lds9YMgP0
そこからハナちゃん、ずっと泣いてました。

なにがどう、だめなのか、それをくーちゃんは聞きたかったですけど、

きっとハナちゃんには泣く時間が必要でしたし、
以下略 AAS



305:名無しNIPPER[saga]
2024/02/14(水) 21:37:59.52 ID:Lds9YMgP0
くーちゃん(けっきょく、げんじつのせかいです)

くーちゃん(ゴール、ちかかったんですけどね)

くーちゃん(このまま目、閉じれば、きっと戻れます)
以下略 AAS



306:名無しNIPPER[saga]
2024/02/14(水) 21:39:09.29 ID:Lds9YMgP0
お母さんの顔が浮かびました。

あんなに必死でくーちゃんが行くのを止めてて。

きっと、くーちゃんにとってのハナちゃんみたいに、
以下略 AAS



307:名無しNIPPER[saga]
2024/02/14(水) 21:39:51.92 ID:Lds9YMgP0
鹿のお兄さんの顔が浮かびました。

自信をもって何かを続けること

それが何につながるか、そんな大層なことを考えるのは横に置いておいて
以下略 AAS



308:名無しNIPPER[saga]
2024/02/14(水) 21:42:40.93 ID:Lds9YMgP0
くーちゃん(あれ、さいごの、だれのことでしょう)

くーちゃん(顔も思い出せません)

くーちゃん(でも、そのぬくもりがあったから)
以下略 AAS



309:名無しNIPPER[saga]
2024/02/14(水) 21:43:38.16 ID:Lds9YMgP0
くーちゃん「ハナちゃん」

ハナ「……天野さん?」

くーちゃん「ちがいます」
以下略 AAS



310:名無しNIPPER[saga]
2024/02/14(水) 21:44:24.36 ID:Lds9YMgP0
何度も何かを確かめるように、ハナちゃんはくーちゃんの名前を呼びました。

呼ぶたびに、ハナちゃんの両腕が、くーちゃんを強く、強く、

ぎゅうううっと、抱きしめてくれます。
以下略 AAS



311:名無しNIPPER[saga]
2024/02/14(水) 21:45:06.96 ID:Lds9YMgP0
また明日ノシ

だいぶ冒険も終盤です。

みなさんしばらくお付き合いください。


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