4:名無しNIPPER[saga]
2024/01/21(日) 10:43:48.22 ID:ArP/9c3no
らでん「時は令和五年の事です。とあるところに『八五郎』という名の男がおりまして」
らでん「令和の時代では多分珍しい名前だと思いますが、これが落語だとかなり聞く名前ですね。『八五郎』と『熊五郎』、そして『与太郎』は落語界では全然珍しくありません。一般的まである名前です」
らでん「ちなみに、馬鹿げた話や出鱈目な話の事を『与太話』なんて言いますが、これは落語の『与太郎』からきています。与太郎のする話が出鱈目だったり適当だったりするんで、与太話という言葉が生まれたんですね」
らでん「えー、話が逸れてしまいましたので戻しましょう。この八五郎には奥さんがいまして、今回は名前を『お富』と致します」
らでん「本来の寿限無ですと、『八五郎の女房』みたいな感じで名前が出てこなかったりしますが、でも、今回の寿限無は令和のホロライブ版ですので、名前を御用意致しました。古典落語そのままではないものですから、時代に合わせる為に他にも色々と改変しております。御承知下さい」
らでん「というのもですねえ、そもそもの話をしますと、寿限無って、滅茶苦茶長い名前を子供につけた事で起こる笑い話じゃないですか。でもあれ、令和の時代だと、多分子供にその名前をつけられないんですよ」
らでん「名前の長さは良いんです、大丈夫なんです。日本の法律では名前に文字数制限とかないものですから。パブロ・ピカソの本名みたいに、どれだけ長い名前をつけても良いんですけど、ただあまりにとんでもない名前をつけるとお役所の方が拒否する場合がありまして」
らでん「子供の将来に悪影響を及ぼす可能性がある、っていう理由から断るケースがあるんですよ。恐らく寿限無で出てくる名前も届け出を拒否されると思います」
らでん「親はその名前で良くても、付けられる子供の方は良くないでしょうから。もちろん正当な理由があれば後から名前を変更する事も出来ますが、これがなかなか大変なので」
らでん「あー、なんかまた話が逸れましたね、すみません。雑談しに来た訳じゃないのに、落語しとるいうのに。本題から逸れてばかりで申し訳ない」
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