デジタルモンスター研究報告会 season2 エピローグ
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370: ◆VLsOpQtFCs[saga]
2024/04/18(木) 22:38:21.27 ID:lyflUIsr0
爆煙が晴れると…
深い深いクレーターの底で、メタルティラモンが倒れていた。

「ガ…グガ…!」
体のメタルパーツのいたるところが破損し、バチバチと火花をたてている。
生体部分からも大量出血が見られる。

『ゼー…ゼー…!ンダ、コイツ…!オレサマノ、100%ノ突撃ヲクラッテ…生キテ…ヤガル…!』

『ばかな…シューティングスターモンの突撃でも倒せないのか…!?』

…正直言うと、メタルティラノモンは戦闘不能だ。
信じられない。たかがレベル4デジモンの攻撃一発で、我が究極最強デジモンがねじ伏せられるなど。

だが、突撃してきたシューティングスターモンとやらもまた、エネルギーを使い果たして動けない状態にあるようだ。
どれ、こういうときは…

「ほう?少しはやるようだな。だが、甘いな…!我がメタルティラノモンが、何のために液体金属のプラチナスカモンを取り込んだか分かっていないようだな…!」

『なに!?』

「絶望を味わわせてやる…!自己再生しろ!メタルティラノモン!」

『バカな…自己再生だと!?こ、これがレベル5…!やばい、ジオグレイモン!サンダーバーモン!今のうちに撤退しろ!シューティングスターモンを連れて!』

ジャスティファイアのデジドローンがそう言うと、デジタルゲートが開いた。

だが、シューティングスターモンの爆撃の衝撃波をいくらか食らったらしいサンダーバーモンは、怪我を負って飛べないようだ。
必死になって地を這いずりながら、ゲートへ向かっていく。

ジオグレイモンとやらは、体が大きいせいか衝撃波のダメージをサンダーバーモン以上に大きく受けたようだ。

「哀れなものだな!主が指示した攻撃の巻き添えをくらうとは!」

『ジオグレイモン…頼む!逃げてくれ…!私の指示を聞いてくれ!』

「ガウ…」
ジオグレイモンは、ゆっくりと起き上がると…

「ゴオオォォオ!!」
メタルティラノモンに向かって、よたよたと歩み寄った。
く…まずい!奴にはブラフが効いていない!
ジオグレモンの攻撃力があれば…十分に、メタルティラノモンにトドメを刺される…ッ!



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