デジタルモンスター研究報告会 season2 エピローグ
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31: ◆VLsOpQtFCs[saga]
2024/01/24(水) 23:14:15.57 ID:gbTbxsOgo
カリアゲがため息をついている。

「しかし…結局AAAは今回もまんまと逃げ帰ったのか。こんなの何回もやられてたらもたねーよ…本拠地に攻め入れねーのな…」

ごもっともだ、カリアゲ。
正直、二度も三度も同じことを繰り返されたくない。

どうにかならないのか…

「なるよ、どうにか」
メガ?
どういうこと?

「敵は去った。出てきていいよ、ハックモン」
メガがそう言うと、デジタル空間の影からひょこっと何かが出てきた。
https://i.imgur.com/JMCmXys.png

あれは…
何のデジモン?

「うちのデジタルアソートで開発中のアプリモンスター、ハックモンだ。十分な能力が発現していない開発途中の状態で、ガッチモン達ほど十分な戦闘サポート能力がないから、今回の戦いには加えなかった」

そのハックモンがどうしたんだ?

「ハックモンは『ハッキングツール』の能力を持たせている。まだ未完成だけども…『食べたマルウェアをコピーして操る力』を限定的に獲得している。この力で、スパイのチビマッシュモンに仕込まれていた『デジモン伝送路を繋げるマルウェア』をコピーし…AAAのデジドローンにくっつけたんだ」

なんだって!?
それじゃあ…

「そう。ハックモンが完成すれば、AAAのデジドローンに仕込んだマルウェアを起動して、僕たちのところへデジモン伝送路を繋いでしまうことができる」

カリアゲが立ち上がった。
「それじゃあ…本丸に打って出られるってことか!」

「そうなるね。もっともそのためには、ハックモンの完成以外に必要不可欠な要素が2つある」

「ん?なんだ?」

「ひとつは戦力の充実。今の僕達の戦力はひどく損耗している。まずは怪我を治さなきゃ」

「それはそうだけど…もう一つは?」

「…今回AAAの下僕にいた…ナニモン。あれと同じ能力をもつアプリモンスターを育てなくてはいけない」

「なんでだ?」

「こちらが送り込んだデジモンが、もしも適当な端末に誘い込まれてかネットから隔離されたら、脱出できずに監禁されてしまうでしょ」

「お…そりゃそうか。せっかく攻め込んでも監禁されたらな…」

「だから脱出手段として、ネットから切断されてもデジタルワールドへ逃げれる力が必要だ。…AAAがナニモンを育て上げたのも同じ理由だろう」

「できるのか?」

「頑張ってるけどまだできてない。AAAにやつ…一体どうやってあんなデジモン育て上げたんだ…悔しいけどあいつやっぱ凄いよ」

…何か非人道的なことをして育て上げたのかもね。


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