デジタルモンスター研究報告会 season2 エピローグ
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295: ◆VLsOpQtFCs[saga]
2024/03/31(日) 23:07:29.26 ID:ZsDi2GLI0
そうして戦いは終わった。
かつてのAAAとの戦いの最中にリーダーが島流しにしたシャーマモンやコエモンたちのいる孤島に、デジタルゲートを繋げてみた。
今どうなってるのかな…

孤島のシャーマモンやコエモン達は、まだ生き残っている個体もいたが、既に死んでいる個体や、危篤状態の個体もいた。

海に入って魚デジモンを捕えながら生き延びているようだが…
餌と飲料水が明らかに不足しているのは見て分かる。

海水を飲みすぎて体調を崩している個体が多いようだ。

なんだか、今にも共食いを始めそうな雰囲気だ。

…ケンタルモンの姿は見えないですね、リーダー。
「ケンタルモンは別の孤島に送った」

そうなんですね。
それじゃバブンガモン、この水と食料を持ってゲートを潜って。
スティングモンとディノヒューモンから預かった野菜だ。

『ワカッタ』

バブンガモンは、飲料水と食料を持って、孤島に出た。

『カゾクタチ!!天使ニウラギラレタ、カゾクタチ!タスケニキタゾ!!!』

『バ、バブンガモン!?ナンデ、ココニ!』
シャーマモンが驚いている。

『オマエタチハ、天使ニミステラレテ、オキザリニサレタ。コノママ見殺シニサレルトコロダッタ。ダガ、オサオサ農園ガ、オマエタチヲタスケタンダ』

『オサオサ農園…?』

『天使ガ「ブルースキン」ト呼ビ、オマエタチノ敵ダトフキコンダノガ、オサオサ農園ダ。オマエタチハダマサレテ戦ワサレテイタ!』

『ウ、ウソダ、ソンナ…!』

『嘘ナラナゼ天使ハ助ケニコナイ!』

『オ、オォ、ォオオォ…!』

『エラベ、オマエタチ!コノママ天使ノ言ッタコトヲ信ジツヅケルナラ、コノ島デ天使ヲ待チツヅケロ!ダガ!コレカラブルースキン達ト共ニ暮ラシテ働ク奴ハ、コレヲ食エ!』

だ、大丈夫かな…。
AAAの洗脳は大分強そうだけど。

『オ…』

シャーマモンたちの反応はいかに…!?

『…ォオオーーー!!天使ィーーー!クタバレェーーー!』
『オレタチヲミステタ天使ナンカ知ラネェーー!ブルースキント暮ラス!!』
『飯クレェェーーーー!!』

おお…。
意外なほどあっさりAAAを見限ったぞ。

「まあ、こうなるだろうな」
リーダー…
分かってたんですか?

「フーガモンや幹部たちは本気でAAAを信仰していたかもしれないが…こいつらは違う。周りがAAAを信仰していたからマネしていただけだ」

それじゃあ…
心から信仰してはいなかったと?

「結局、自分たちに飯を食わせてくれる者に従うだけだったんだ」

…そういうことだったんですね。


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