デジタルモンスター研究報告会 season2 エピローグ
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284: ◆VLsOpQtFCs[saga]
2024/03/21(木) 22:59:32.61 ID:6awLkqYo0
『…我々ジャスティファイアは功利主義だ。貴様ら研究チーム共が何を思い煩おうが知ったことではない。市民にとって得かどうか。それですべてを決める』

パ、パルタスさん…。それはつまり…。

『おいバブンガモン!聞こえるか!私はパルタスだ!』

『ナ、ナンダ』

『私は貴様たちに情けなどかけん!貴様らが我々の役に立つかどうか、それですべてを決める!役に立たないならばこのまま殺してやる!』

『…ドウシロト、イウンダ』

『貴様ら蛮族共は、天使を名乗る犯罪者、AAAに操られていた!だがその一味は死んだ!お前らはどうする、AAAの部下になっていいように使われるのか!?』

『バ、バンゾク?ハンザイシャ?シラナイコトバダ』

…蛮族は信徒と同じ意味。犯罪者は、盗んだり殺したりする悪い奴らって意味だよ。

『オ、オレハ、ソンナコト、シタクナイ…シタクナインダ』

『ならば!罪滅ぼしをしろ!禊だ!これから貴様と生き残りたちは、我々セキュリティ側の軍門に下れ!そしてともにAAAが差し向けてくる刺客と戦うのだ!』

『ミソギ?グンモンニクダレ?サシムケル?シカク?ワ、ワカラナイ、コトバガ』

パルタスさん、あまり難しい言葉を使わないで…。

『難しくないだろう!AAAのヤツ、言語教育がなっとらんな。我々のデジモン達はこのくらい難なく理解できるぞ』

…パルタスさんに代わって私が言うよ、バブンガモン。
つまり、我々と共に天使の部下たちと戦ってくれるなら、天使が置き去りにした生き残りの信徒デジモンを解放できるよ、って言ったんだ。

『ソレハ… シスタモンヤ、ユニモント、タタカエトイウノカ』

あ…。
そ、そうなっちゃいますよ、パルタスさん。

『そうだ。…そうだと言っている!』

『デ、デキナイ、ソンナコト!シスタモン、キンカクモンガノコシタ コドモ! タタカエナイ!』

『ならば十数体の貴様の家族たちを見殺しにするのか!』

『ウゥ…!』

リーダーは、パルタス氏の問いかけを聞いて青ざめている。
「パルタス氏…トロッコ問題を仕掛けてきたか。シスタモンを見捨てて十数体のシャーマモンたちをとるか。十数体のシャーマモンたちを見捨ててシスタモンをとるか…!」


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