デジタルモンスター研究報告会 season2 エピローグ
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147: ◆VLsOpQtFCs[saga]
2024/02/22(木) 23:34:03.42 ID:Vr+itFZ/0
話を要約すると…

我々が『蛮族』と呼んでいるデジモンは、AAAが一から生み出したわけではない。

元々、類人猿型のデジモンの集団がジャングルにいたのだが…
ある日そこにゲートが開き、ニセシャッコウモンが現れた。

そしてニセシャッコウモンは、類人猿型デジモン達に餌として「砂糖」という粉を与えた。

この「砂糖」の甘味に憑りつかれた類人猿型デジモン達は、ニセシャッコウモンの指示を聞くようになった。
ニセシャッコウモンは自身を神の遣い…「天使」と名乗り、天使に従う者を「信徒」と呼ぶようになった。

そうして信徒たちに言葉を学ばせ、青銅の精錬などの原始的な科学知識を教えた。
ニセシャッコウモンは、信徒達にカースト付けをするようになった。
よりよく言語を学んだ者、よりよく神や天使を信仰する者に、優先的に砂糖を与えた。

やがてニセシャッコウモンは信徒達を統率・支配し、狩りやディノヒューモン農園への略奪をさせるようになった。

最初期の信徒達は、「砂糖」によってコントロールされていたのだが…
そのうち信徒達は、砂糖がなくともニセシャッコウモンのいうことを聞くようになった。

信徒という集団そのものに、「ニセシャッコウモンに認められる者ほど身分が高く、支配的な立場をもらえる」という上下関係が出来上がったため、
信徒のデジモン達自身が砂糖という物質的報酬を必要とせずにニセシャッコウモンに認められる行動をとり始めたのだ。

そうしておかしくなっていく類人猿型デジモンの群れを…
バブンガモンは、快く思っていなかった。
だがここで反旗を翻しても結果は目に見えているため、信徒の集団の中では表立って目立った行動はしなかった。
戦うのが嫌いなバブンガモンは、略奪には参加せずに、他の仕事をしていたそうだ。
たとえ、かつて類人猿型デジモンのリーダーだった自分が、どれだけ低いカーストに落ちることになったとしても。

そうしてバブンガモンは、ニセシャッコウモンに従う振りをしつつ、密かにスティングモン及びディノヒューモンとコンタクトをとっていたのだ。
スティングモンとディノヒューモン… ザクザクとオサオサが日本語を学んだのはその機会によるものだそうだ。

スティングモンは日本語の語彙の多さに苦労したが…
先に習得したディノヒューモンから教わり、なんとか使えるようになった。

ディノヒューモン農園にもこの言葉を広めようとしたが…
群れの多くは『敵の言葉なんて使いたくない』と言い、頑なにこの便利な言語の習得を拒んだそうだ。


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