デジタルモンスター研究報告会 season2 エピローグ
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◆VLsOpQtFCs
[saga]
2024/02/21(水) 22:42:24.08 ID:gvIQkeT90
「…デジタマを奪って悪かった、グサグサ。だがお前の子供は、これほど強く育ったぞ」
スティングモンは、ふふっと笑った。
『安心した。私の子供は既に信徒たちに食われていると思っていた…諦めていた。だが、生きていたんだな。これほど強くなって…』
「ああ。我々の大切な仲間だ」
『信徒たちに奪われるより、貴様らに奪われた方が、いくらか私の子供は幸せになったようだ』
「間違いない」
『それで、我々にその子を返す気はあるのか?』
「シェイドラモン本人に聞いてくれ」
『…我が子よ、村でオサオサと共に暮らさないか。美味いヤサイがたくさんあるぞ。最近は果物も採れるようになった』
フレイドラモンは、シェイドラモンへ変形し、チャットで返事をした。
『くらさない ぼくのかぞくは セキュリティチームだから』
『…フフ、そうか』
スティングモンは苦笑した。
『でも ぼくをうんでくれて ありがとう グサグサ。きみが ぼくを うんでくれた おかげで ぼくは セキュリティチームの みんなと しあわせに くらせてる』
『…』
『いのちを ありがとう』
『…これから信徒たちと戦うのか?我が子よ』
『そうだよ!』
『必ず生きて帰れ。どのように勝ったか、どのように活躍したか。私に聞かせるんだぞ。シェイドラモン』
スティングモンは、シェイドラモンの頭を優しく撫でた。
『うん!グサグサ!』
スティングモンはリーダーのデジドローンの方を向いた。
『…我が子を粗末に扱うなよ』
「ああ、もちろんだ。大切な家族を、粗末になんかしない」
『ならばよい。罪滅ぼしとやらをするのだろう、さっさとやってこい』
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