デジタルモンスター研究報告会 season2 エピローグ
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137: ◆VLsOpQtFCs[saga]
2024/02/21(水) 22:42:24.08 ID:gvIQkeT90
「…デジタマを奪って悪かった、グサグサ。だがお前の子供は、これほど強く育ったぞ」

スティングモンは、ふふっと笑った。
『安心した。私の子供は既に信徒たちに食われていると思っていた…諦めていた。だが、生きていたんだな。これほど強くなって…』

「ああ。我々の大切な仲間だ」

『信徒たちに奪われるより、貴様らに奪われた方が、いくらか私の子供は幸せになったようだ』

「間違いない」

『それで、我々にその子を返す気はあるのか?』

「シェイドラモン本人に聞いてくれ」

『…我が子よ、村でオサオサと共に暮らさないか。美味いヤサイがたくさんあるぞ。最近は果物も採れるようになった』

フレイドラモンは、シェイドラモンへ変形し、チャットで返事をした。
『くらさない ぼくのかぞくは セキュリティチームだから』

『…フフ、そうか』
スティングモンは苦笑した。

『でも ぼくをうんでくれて ありがとう グサグサ。きみが ぼくを うんでくれた おかげで ぼくは セキュリティチームの みんなと しあわせに くらせてる』

『…』

『いのちを ありがとう』

『…これから信徒たちと戦うのか?我が子よ』

『そうだよ!』

『必ず生きて帰れ。どのように勝ったか、どのように活躍したか。私に聞かせるんだぞ。シェイドラモン』
スティングモンは、シェイドラモンの頭を優しく撫でた。

『うん!グサグサ!』

スティングモンはリーダーのデジドローンの方を向いた。
『…我が子を粗末に扱うなよ』

「ああ、もちろんだ。大切な家族を、粗末になんかしない」

『ならばよい。罪滅ぼしとやらをするのだろう、さっさとやってこい』


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