デジタルモンスター研究報告会 season2 エピローグ
1- 20
124: ◆VLsOpQtFCs[saga]
2024/02/18(日) 08:42:59.92 ID:9tGqR25xo
農園の入口へ付いた。
リーダーは、ディノヒューモン語翻訳ソフトを駆使しながら、マイクに向かって発話する。
「モシモシー! キャクキャク!」

やがて、何者かがやってきた。
…スティングモンだ。

『ナゾナゾ!?』
スティングモンは問いかけてくる。
翻訳ソフトには「誰だ」と文字が出てくる。

リーダーは「私は味方だ、蛮族の敵だ」
「ワレワレ!トモトモ!ウホウホ、ボコボコ!」

それを聞いたスティングモンは…
『お前達、信徒の、仲間か?』

おお!?
日本語で発話して話しかけてきたぞ!?

シント…信徒。
我々が蛮族と呼んでる輩は、デジタルワールドではそう名乗っているのか。

リーダーも日本語で返答した。
「いいや違う。信徒達と戦っている者だ」

『なぜ、この言葉を、使える』

「これは元々我々が使っている言葉だ。信徒の親玉…AAAも、この言葉を使っている」

『トリプルエー?天使のことか』

スティングモンが発した「天使」という名称を聞き、リーダーは眉を潜めた。

「天使…?AAAは、あなた達にはそのように名乗っているのか。傲慢なものだな、天使とやらは」

『傲慢?知らない言葉だ。どういう意味だ』

「他人を見下してばかりいる奴のことだ」

『なるほど、傲慢。信徒共は確かに傲慢だ』

…スティングモンの態度がちょっと和らいだ気がする。
リーダーは今、『AAAの悪口』を交渉の手段として用いたのだ。

敵の敵は味方であることを、感情的・心情的に理解させるための手だ。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
412Res/226.05 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice