デジタルモンスター研究報告会 season2 エピローグ
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101: ◆VLsOpQtFCs[saga]
2024/02/11(日) 22:39:19.31 ID:sQ1O3fn5O
「だから、そう。AAAは…、野生デジモンを利用しているんじゃなく、自分で作り上げたデジモンに対しては、『道具として』明確に愛情を持っている、はずだ」

道具として愛情を…?

「そうさ。自作のパソコンを愛機と呼んだり、自慢の車を愛車と呼んだりすることがあるでしょ。人間は道具を、道具として愛せるんだよ。だからデジモンを道具扱いすることは、愛情を持っていないということじゃないんだ」

…その割には、キャンドモンとか粘菌デジモンは使い捨てているように見えたけど。

「消耗品として利用することまで含めて道具…ということだろうね。ケンにも『お気に入りの消耗品』はあるはずだ」

あー。
シャンプーとか洗剤とか食糧品とかね。
そういう感覚なんだ。

「だからあいつは、デジモンを道具とみなしていることを批難されても平然としてるけど…ヘボエンジニアと言われると根に持つくらい怒る。見えっ張りなんだよあいつ」

…随分AAAのパーソナリティーを詳しく分析してるね。

「…僕達デジタルアソートも、デジモンを道具として扱う側だからね。分かるんだ、少し」

メガ…。

「僕達はケンやセキュリティチームとは違う。デジタルモンスターを、僕達が望む姿へ進化させなくちゃいけない。そのためには、デジモンを道具として割り切らなきゃいけないんだ」

…デジタルアソートの研究内容を、カリアゲが知ったら怒るかもな。

「その気持ちがカリアゲのいいとこだ。だからブイモンはカリアゲの気持ちに応えて土壇場でデジクロスに成功した。僕にはできないことだ」

…持ちつ持たれつだね。


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