日向「安価とコンマで依頼を解決する」最原「その10! これで終わりだ!!」
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111: ◆DWp3lSnh.v3L[saga]
2023/12/24(日) 23:19:49.21 ID:7zZUfpZU0

苗木「ぐ、ぐぅうううううううううううううっ!!」

朝日奈「う、嘘でしょう!? まだ起ち上がるの!?」

不二咲「(あ、あっちの希望の方も何度ヤラれても起ち上がるのかなぁ……?)」

苗木「ボクは、ボクはこまるの兄なんだ! 妹が少しでも幸せな人生を送れるように──「もう止めてっ! お兄ちゃん!!」──こ、こまる……」

私は、自分より背が低いお兄ちゃんの事をぎゅぅううううっと抱きしめていました。


こまる「もういい……。もういいんだよお兄ちゃん。ごめんね? お兄ちゃんの事情なんて何も考えずに独りでグレて、一人で危ない場所に首を突っ込んで、大怪我までさせて……。私、妹失格だ……」

苗木「!!? そ、そんな事ないっ!! こまるは何も悪く無いんだ! 悪いのは全部ボクだ……みんなの想いを知っておいて、決断をここまで先延ばしにしたボクのせいなんだよ……っ!!」

こまる「……私ね、きっとお兄ちゃんと同じなんだと思う」

苗木「ボクと……同じ?」

こまる「うん」

自分一人で事情を抱えて、恋心を秘めて毎日を過ごして、理想の兄妹であろうとして……。そして、ものの見事に破綻した。


苗木「…………」

こまる「だから、お願いお兄ちゃん。私と山田さんの交際を認めて? もう一度1から……ううん、0から始めよう。『仲の良い兄妹』って奴を。今までも何度も喧嘩したけど、その度に仲直りできたでしょ? それと同じだよ」

お兄ちゃんは私に抱きしめられながら暫くの間俯いて、そして──


苗木「山田くん」

山田「……なんですかな、苗木誠殿」

苗木「こまるにもしもの事があったり、何の事情も無くこまるを悲しませたり泣かせたりしたら、ボクは君を殺す。確実にだ」

山田「……ええ。最初からその覚悟ですとも」

こうして、お兄ちゃんは私と山田さんが付きあう事を認めてくれました……けれど……。



苗木「門限はどんなに延ばしても7時! 最初は手を繋ぐところから!! それ以上の行為はまだ認めないからね!!」

……なぜだか前よりもシスコンが加速してしまった様な……そんな気がする(妹)馬鹿なお兄ちゃんなのでした。



山田とこまるとの交際を苗木が認める話し〜〜〜完〜〜〜



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