日向「安価とコンマで依頼を解決する」苗木「その9だよ!」
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258: ◆DWp3lSnh.v3L[saga]
2023/12/16(土) 00:56:07.11 ID:hnJaslF10

石丸「ずばり、直球にお聞きします! 風紀とは一体何でしょうか!!」

突如として俺の研究教室に乗り込んできた石丸が、開口直後にそんな事を言い出した。俺は「えぇ……?」という困惑の表情を浮かべながら、石丸の質問に答えてやる。


日向「みんなが日々を気持ちよく過ごせるように一人一人が心がけるべき一定の規律──じゃないのか?」

石丸「流石は日向先輩ですね! その通りです!! 風紀はみんなの為にある、みんなで守るべき物! 僕はその委員長として仕事が出来ることを誇りに思っています!!……ですが!」

日向「……ですが?」

石丸「……全世界がそうなれば良い、きっと僕がそうしてみせると、希望ヶ峰学園に入学する前の僕は思っていました。……けれどこの学園に来て、様々な超高校級の生徒のみんなの意見を聞いて、迷いが出て来たのです。──本当にそれで良いのかと」

……どういう意味だ? 今の所、話しの先って奴が見えてこない。俺が石丸に話の続きを促すと、彼はこう答えてくれた。


石丸「……あるところに、一日一回は他人に大迷惑を掛けるような悪戯をしないと死んでしまう生徒がいたとします。またあるところに、社会の規律や法に触れる事はしても人間的には凄く立派で、頼りになる生徒がいたとします。……そんな生徒達を『風紀を乱している』と糾弾するのは果たして正しい事なのでしょうか」

ふむ、前者は王馬か江ノ島、後者は大和田っぽいな。他にも色々といるが、こいつらはきっと「他人の為に自分の行動を自重したり改める」って事をしない奴らだろう。


石丸「……反社会的な才能や、犯罪の才能まで入学を許しているのが『希望ヶ峰学園』です。でしたらもっと……『希望ヶ峰学園に相応しい風紀』という物があるのではないかと僕は思ったのです!!」

日向「なるほどな、つまりお前は……」

石丸「はい! 新学期……先輩方が卒業した後に掲げられる新たな風紀委員の目標として、どんなものならみんな納得してそれを心がけて貰えるか考えて欲しいのです!! 今まで様々な生徒の悩みや相談に乗ってきた日向先輩だからこそ、見える物があるのではないかと考えました!!」

風紀……風紀かぁ……。法律や伝統と同じように、国ごとによっても大きく変わる物だ。一方から見れば変わったようにしか見えない物でも、当人達にとってはそれが当然でありむしろ誇りにすら思っているような物もあるだろう。……希望ヶ峰学園に入学を許可されるような超高校級のみんなが『自主的に守りたくなるような風紀』……か。


日向「……俺は↓3だと思う」

↓3までの安価を混ぜて、>>1が上手い具合に纏めます。



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