日向「安価とコンマで依頼を解決する」苗木「その9だよ!」
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12: ◆DWp3lSnh.v3L[saga]
2023/12/12(火) 00:31:06.12 ID:r5STDcao0

日向「まず一つ言っておくぞ。『人はいつか必ず死ぬんだ』自惚れるな」

最原「そ、そんなつもりは……」

日向「じゃあなんで『自分で守りたい』なんて発想が出てくる? 単に赤松や家族に護衛を頼むだけで良いだろう。お前ならその程度の金は稼げる筈だ。……お前は『自分が強くなりたい』んじゃなくて『赤松を守りたい』んだろ?」

最原「そ、れは……。じゃ、じゃあ両方です!! 僕は自分が強くなりたいし、赤松さんも守りたい!!」

日向「だったら急激に強くなれるはずが無いって事も分ってる筈だよな? 自分のペースで強さを手に入れるしかない……それとな? 左右田が元から強かったっていうのは訂正しろ。じゃないと俺は怒るぞ。アイツは自分の意思で限界を超えて成長して、自分が手に入れたい物を手に入れた俺の大親友なんだ。「元から持ってたから」なんて陳腐な言葉であいつの努力や信念を汚すな」

最原「……すみませんでした」

日向「……それとな、お前だけが強くなったところで意味無いと思うぞ? 西園寺を見てみろ。「左右田に負けてられない」ってあいつもこの一年で目を見張るような急成長をしたんだぞ「強さ」の方向性は違うけどな。だからお前と赤松。二人で肉体も精神も強くならないとつけ込まれると思う」

最原「…………」

日向「恋人や家族ってのはどちらか一方がどちらか一方だけを支えるような関係であっちゃいけないんだ。みんなで支え合って生きていかなくちゃいつかどこかで関係が破綻する……。だからまず赤松にも百田にも春川にも相談しろ。『もっと強くなりたいんだ』ってな。……お前を俺よりもずっとよく知ってるあの三人なら、俺なんかよりよっぽど良いアイデアを出してくれるさ」

最原「日向先輩…………」

最原は何かを悔いるようにじっと目を伏せていたが、やがてゆっくりと眼を開いて俺の方を向いた。


最原「そうですよね……。僕、独り善がりなことをしようとしてました……。みんなにも相談して、トレーニングメニューを少しずつ少しずつハードな物に変える事から初めてみます」

日向「……ああ、それで良い。ゆっくりゆっくり強くなっていけば良いのさ」

俺達みたいに無理矢理戦わされて、無理矢理限界を超えて強くなるよりも、そっちの方がよっぽど良いんだから──





最原終一のキャラクエストをクリアしました! 「最原に助けを求める」の難易度が更に下がりました!! 「最原のパンツ」を手に入れました!!



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