日向「安価とコンマで依頼を解決する」左右田「その8だ!!」
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◆DWp3lSnh.v3L
[saga]
2023/12/09(土) 00:24:39.20 ID:QSpZTwgL0
〜〜〜超高校級の相談窓口の研究教室〜〜〜
日向「自己紹介からご丁寧な説明ありがとう苗木。……んで? お前は俺に何の『相談』があるんだ?」
来客用のソファーに座っているボクの真向かいに座っているこの男の人は『日向創』先輩。希望ヶ峰学園に存在する「予備学科」から『超高校級の相談窓口』の才能を見いだされて77期生に転入してきた、ボクの先輩だ。
文字通り『人の悩みや相談を聞いてそれを解決する』のが仕事でありやりがいだと豪語している人で、今までも希望ヶ峰学園で起ってきた様々な大事件を解決に導いてきた。それに、超高校級の才能を持つみんな曰く『無限の可能性を感じる存在』だという。……ボクも妹の件でお世話になった事がある、本当にすごい先輩だ。
苗木「はい……実は、その……」
ボクは、日向先輩を前に口籠もっていた。「先日の件」で覚悟を決めた筈なのに、まだ最後の一歩って奴が踏み出せないのかボクって人間は……。日向先輩が「苗木?」と心配そうに聞いてくる。……これ以上先輩を待たせるわけにはいかない。ボクは「スー……ハー……」と大きく深呼吸をしてから──
苗木「ボク……とうとう『恋人』を決めようと思うんです!!」
そう、口に出した。日向先輩は驚いたような眼をしながら「マジか」と呟いた。「マジです」とボクは返す。
日向「……意外だな。俺みたいに『自分達の卒業式』まで引っ張るのかと思ってたよ」
苗木「そ、そのつもりだったんですけど……。この間のこまる(ボクの可愛い可愛い妹だ)の事で『もうこれ以上グズグズしていたら周りに迷惑が掛かるかもしれない』って思って……。それに、僕達も希望が峰学園の生徒でいられるのは……高校生活を満喫できるのはあと一年とちょっとですし、その一年は恋人と仲良く過ごしたいなぁって思って……」
日向「そっか……。お前は俺よりずっと立派だな苗木。俺なんて「その時」が来ても一人に絞り込めるのかどうか自信が無いよ」
苗木「い、いえ! 日向先輩は仕方がないですよ!! その……この一年で七人も『恋人候補』が出来ちゃったんですから……」
そう、日向先輩もボクと同じで『好きだと告白されている女子』がいる。それも七人もだ。……その全員と良好な関係って奴を築いて大切な思い出を沢山作ってるんだから、本当に凄い先輩だと思う。
日向「事情は分った。……それで? 具体的に俺に何をしてほしいんだ?」
苗木「その……。『ディベート』ってあるじゃないですか。「○○に賛成か反対か」の賛成反対のチームをランダムに決めて、意見を言い合うっていう……」
日向「ああ。俺もやった事があるけどそれが?」
苗木「ぼ、ボクが自分の恋人候補の『良いところ』をあげていきますから日向先輩には反対の……『悪いところ』って奴を言って欲しいんです。最終的に誰を選ぶかはボクが決めることだっていうのは分ってるんですけど、少しでも他人の意見って奴を参考にしたくて……」
日向「……なるほどな。俺が「反対意見側」なのは……」
苗木「ぼ、ボクじゃあ思い付かなかったんですよ。だってどの人も可愛くて素敵で綺麗で魅力的で……。欠点なんて何一つ思い浮かびませんでしたから」
日向「……分った。その依頼を受ける。じゃあまず誰から行く?」
苗木「えっと……。じゃあ霧切さんからで……。ぼ、ボクが思う霧切さんの素敵だなって思う所は↓1〜3なんですけど……」
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