日向「安価とコンマで依頼を解決する」茶柱「その7です!!」
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868: ◆DWp3lSnh.v3L[saga]
2023/12/02(土) 17:43:47.55 ID:6x/Q85x70

二人と別れ、俺は床にバタンと倒れ込む。……はぁはぁ……「凄くリスクがありますよ、ご主人様」とゴイから聞いてはいたけれどやっぱり『時間跳躍魔法』って体力も精神力も使うんだなぁ……『竜装合体』状態じゃなきゃ使えなかったし、飛べる時間帯にも限度があった。

その上で「隠蔽」「死角」「すり替え」……その他諸々の魔法を連続で行使しなきゃいけなかったんだから俺の体力とMPは完全にスッカラカンだ。ぶっちゃけ今すぐ寝たい。……けどこのあと霧切や最原と一緒に警察の事情聴取を受けなきゃいけないしなぁ……ああ、憂鬱だ……。



〜〜〜それから数日後〜〜〜



花村「みんな、今回は本当にありがとう! お礼にもならないけど、今日は全力で僕の料理を楽しんでいって欲しいな!! 限界を超えて腕を振るうからさ!!」

東条「あら、限界を超えるなら補佐は必要でしょう? 私にも手伝わせて頂戴、花村先輩」

花村「東条さん……。うん、お願いするよ!!」

俺達は花村が開催する『依頼完遂パーティ』に参加していた。目の前にあるのはクリスマスパーティの時と同じぐらい沢山の料理の山だ。いやいや流石にこんなに食い切れないってば!!


花村「特に日向くんは本当にありがとう!! 君に頼まなかったらきっと僕はみんなを巻き込むことを恐れてお母ちゃんからのプレゼントを諦めてたよ……。あ、別に日向くんなら巻き込んでも良いやって思ってた訳じゃないよ!? そこはその──」

日向「良いんだよ、分ってる。それに全部無事に終わったんだから、これでよかったのさ」

あのあと、大会の主催者及び関係者達。そして観客席にいた裏世界の要人・極悪人達は全員警察に逮捕された。この『料理デスマッチ』の事はメディアでも大きく取り上げられ、霧切と最原の名声を更に高めることになったのであった。


霧切「それにしても本当に反吐が出る大会だったわね……。花村先輩は大丈夫だったの?」

花村「うん、僕なら平気だよ……。なにせ、僕は料理人だからね! お腹が空いたお客さんが来たら、例えどんな状況でも料理を作ってお腹いっぱいにしてあげなくっちゃ!!」

最原「……今まで花村先輩の事「料理がもの凄く上手な変態の先輩」だって認識してましたけど……認識を改める必要がありそうですね、先輩は強くて立派な……「あ、変態の部分は否定しなくて良いよ? だって自他共に認める変態だからね!! 今後もそういう言動を止めるつもりもないし!!」…………あまりやり過ぎると警察のお世話になる事になりますよ?」

春川「はぁ……コイツも入間の同類って事でしょ。つける薬なんて無いよ。それよりも早くご飯を食べよう……戦刃がよだれたらしてるし」

戦刃「そ、そんな事ないよ!? でも花村先輩と東条さんの料理ってすっごく美味しいからその……」

田中「ふはははははははは! 悪の破滅と我らの勝利を祝う真の宴の始まりという訳だ!!」

日向「ああ、早く食べよう。それじゃあみんないっしょにせーの──!!」



全員『いただきます!!』





花村の依頼をクリアしました! 「花村に助けを求める」の難易度が下がりました!!

ご存じの通り、花村は「超高校級の料理人」です。必要とあらば、トンでもなく再現が難しい料理以外は作ってくれるでしょう。



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