日向「安価とコンマで依頼を解決する」茶柱「その7です!!」
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864: ◆DWp3lSnh.v3L[saga]
2023/12/02(土) 17:19:48.73 ID:6x/Q85x70

司会者の男『敗北した料理人二人にはバターと肉のすり身をタップリと塗らせて頂きました! そして、今から覚醒剤を打たれた猛獣達に全身を噛まれて頂きます!! ああ、一歩間違えれば二人が畜生の料理になってしまうのではないでしょうか!! 私本当に心配です!!』

日向「…………」

花村「…………」

司会者の男『それでは受けて頂きましょう! オシオキターイム!!』


……シーン………


司会者の男『あ……あれ?』

覚醒剤を打たれているはずの猛獣達が会場に入ってこない事に、観客達は勿論、審査員や各種関係者がざわめき出す……。やれやれ、どうにか間に合ったか……!!


???「そこまでよ!!」

???「このクソみたいな大会の様子は、全て警察の上層部と報道陣に送らせて頂きました。無駄な抵抗は止めた方が良いですよ」

司会者の男『な、なにが……!? け、警備員!! この二人を──』

突如として舞台に上がってきた仮面を付けた二人の男女に、司会者の男は大慌てで警備員に二人を捕らえるよう命じるが、誰一人として動かない。既に忍び込ませた「こちらの協力者」達によって無力化されているのだ。


霧切「希望ヶ峰学園所属、超高校級の探偵──霧切響子」

最原「同じく希望ヶ峰学園所属、超高校級の探偵、最原終一……ここにいる関係者並びに観客の方全てを『非・人道的行いをした容疑』並びに数々の余罪で拘束させて頂きます」

良かった……! 最原、霧切、間に合ったのか!!


司会者の男『き、希望ヶ峰学園の生徒……!?』

霧切「……本当にごめんなさい、日向先輩。花村先輩」

最原「予想以上に相手の守りが物理的にも電子的にも堅くて突破するのに手こずりました……。でももう心配いりませんよ。「物的証拠」の数々はしっかり押さえたので『更なる援軍』ならもう既に来ていますから」

その言葉と共に会場の扉がバァン! と開き


石丸の父親『警察だ! 全員動くな!! この大会の関係者は全て拘束する!! 全員大人しくお縄に付け!!』

田中「ふはははははははは! 猛獣達なら既に全員解放済みだぞ……今頃は都内の動物病院でそれぞれ適切な処置を受けているだろう……。貴様らの様なゲスには地獄に落ちる価値も無い!! 今この場でこれ以上無い醜態をさらさせてくれるわ!!」

戦刃「……各々のボディーガードも全て私が無力化させてもらったよ。……私は超高校級の『軍人』だけどかかって来る人はいる?」

春川「ここのクズ面子なら私の顔も知ってる奴がいると思うけど……。私もいるよ? どうするの? とっとと警察に捕まる? それとも殺されたい?」

警察の大軍と、田中、戦刃、春川が現われる。……そう、俺達は最初から「まともな戦い」なんてするつもりは無かった。最初から霧切と最原に情報をリークし、大会のことを徹底的に調べてもらい、当日になったら『動かぬ証拠』として会場に潜り込んでこの『料理デスマッチ』の映像を撮ってもらい、その様子を警察に見せることで(石丸の父親には事前に知らせておいたのだが)この大会その物を『破滅』に追い込むつもりだったのだ。

二人のボディーガードとして戦刃と春川にも協力を仰いでおいた。俺と花村があんた達に出す最期の料理……それは『この大会の大炎上BBQ』だ。タップリと楽しんでくれよ?


……さてと、俺は俺でやる事をやらないとな。


〜〜〜日向達に2回戦で負けた料理人二人〜〜〜


中堅料理人「う、うううっ……」

日向「おい、あんたら」

中堅料理人「あ、あんたは……?」

日向「これアンタ達の犬だろ? さっきからあんたらの元に行きたくて行きたくて仕方が無いみたいなんだけど……。返しても良いか?」

小型犬「ワン! ワンワン!!」ハッハッハッ!

中堅料理人「あ、ああああああ!? い、いやでも俺達は確かに○○(犬の名前)の丸焼きを……?」

日向「おいおい何言ってんだよ。あんたらが食わされたのは自分の犬じゃなくて某国から輸入したっていう『食用犬』だったじゃないか」

中堅料理人「あ、あれ……? そう言えば、そうだった……ような……?」

日向「そうだろ? それじゃ、俺はこれで失礼する。これからやらなくちゃ行けないことが山のようにあるんでな」

中堅料理人「ま、待ってくれ! あ、アンタは一体……?」

日向「そうだなぁ……あえて言うなら「時を掛けた少年」とでも呼んでくれ。それじゃあな」




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