日向「安価とコンマで依頼を解決する」茶柱「その7です!!」
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◆DWp3lSnh.v3L
[saga]
2023/12/01(金) 23:40:10.34 ID:f5fjQHqj0
『恋愛相談がある』
そう言われて、俺は夢野の研究教室まで呼び出されていた。……いや恋愛相談って言っても俺夢野が誰のことを好きなのかはもう知ってるし、なんなら俺の前で告白を二度もされたし、もう相談するような事なんて無いと思うんだが……。と言うかあの「王馬」相手に俺が協力できることなんてあるのか?
日向「お邪魔しまーす」ガララララッ
夢野「来たか、まぁ座ってくれ。……大分長くなると思うからの」
それじゃあ遠慮無く──と、俺はソファーの上に座る。俺の対面に座る夢野は、なんだか顔を紅くして口をモゴモゴとさせていた。なんだ? まさか入間のと恋愛レースに勝ったのか?
夢野「そ、それでじゃな。まずは聞いて欲しいんじゃが──」
日向「おう、なんだよ」
夢野「実はの──」
〜〜〜一時間後〜〜〜
夢野「と、言うわけでまたも彼奴はウチと入間が「本当にして欲しいこと」だけピンポイントでしないわ、「答え」をいつまでもはぐらかすわ、もう一体何なんじゃアイツは!! 男ならビシッ! と惚れた女を抱きしめ、そうで無い女はズンバラリンと叩っ切ってやるのが筋という物ではないのか!?」
日向「ソッカーソウカモナー」
結論から言おう。聞かされたのはただの「惚気」だった。やれ王馬が自分と入間にまたも唐突に(唇以外に)キスしたとか、デートに二人纏めて(本人達は当日現地で合流するまで知らなかった)とか、その上ふたりが苦手なホラー映画を見せられたとか『大好きだよ……二人ともね……ニシシッ!』と甘ーく囁かれたとか、そりゃもう惚気に惚気られた。……俺、最近こんな目にあってばっかりな気がする……。
夢野「全く全く……。で、どうすれば良いと思う?」
日向「いや惚気100%の話しからいきなり「どうすれば良いと思う?」なんて聞かれてもな……」
夢野「んあー!? い、い、今のどこが惚気話に聞こえたと言うのじゃ!!//////」
いや全部だよ。全部紛うこと無くただの惚気話だったよ。「王馬が自分と入間を好きすぎて困る」って相談か? なら今すぐにでも帰りたいんだが……。
夢野「……その、入間を傷付けない方法じゃ」
日向「……! おいおい、お前レースに勝つ気満々かよ」
夢野「当然じゃ! 今までは彼奴の悪戯魔法に翻弄され続けていただけで本気を出せばウチの魅力で彼奴なんてチョチョイのチョイじゃからな!! ……じゃけど、我が勝つということは入間が泣くと言うことじゃ」
日向「……ま、恋に破れたんだから当然だよな」
夢野「……入間とはこの一年でかなり仲良くなれたクラスメイトの一人での? ウチがちょっと油断してドラゴンの吐息で大やけどをした時も何回も見舞いに来てくれたり、火傷の痕を何とか出来ないかと発明品を造ってくれたりしたんじゃよ。……結局真宮寺お手製の「秘薬」で跡形も無く治ってしまったがな」
……なるほど。夢野は自分が勝者になったら入間が傷つくのが嫌なのか。
夢野「甘い考えなのかもしれん。人を傷付けずに生きていく方法など無いのかもしれん。でも、ウチは──ウチの目指す魔法は──!!」
日向「夢野」
夢野「?」
日向「↓3」
↓3までの安価を混ぜて、
>>1
が上手い具合に纏めます。
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