日向「安価とコンマで依頼を解決する」澪田「その6! RPG編っす!!」
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983: ◆DWp3lSnh.v3L[saga]
2023/11/24(金) 01:06:24.25 ID:udsXmwxq0

まず葉隠だが、アイツはあれだけの大冒険をしたにも関わらず、殆ど変わらなかった。今日も今日とて苗木を騙そうとして苗木lovesに追いかけ回されるわ、借金取りから逃げ回るわ……。

ただ、少しだけ変わった事があるとすれば前よりもその頻度が減ったこと。占いじゃなくて、高額報酬のバイトやそういった仕事にも精を出すようになった事だ。……ちょっとだけだけど、あいつも成長出来たのかな。



入間は暫くの間自分の研究教室に籠もりっきりで誰とも会わなかったが、痺れを切らした茶柱に「いい加減自分の気持ちに素直になりなさい! じゃないと今度は私が入間さんに「オシオキ」しますよ!!」と脅されて、王馬に告白(モドキ)をしたらしい。……詳しい結果は知らない。その内、その事でアイツが相談に来たりするかもな。



茶柱は『男死嫌い』を完全に克服し、クラス中の皆に驚かれていた。「一体どうしちゃったの!?」「頭大丈夫!?」「地味に病院行った方が良いよ! 心療内科……ううん、精神科で診てもらおう!!」などなど散々失礼な事を言われたらしい。

……それと、なんだか最近俺の事を見る眼が凄く熱っぽくなったんだよな……。顔は真っ赤っかだし、喋り掛けるだけで動揺するし、改めてちゃんとした「デート」ってもんを体験して貰おうと誘ったらなんかメッチャ露出が高い服を着てきたし……。まぁ「男に恋をしてる女の子」なんてこんなもんなのかもしれないけどさ。



……そして俺は、まずあの世界で出合った「アイツ」にこう忠告しに行った。


日向「左右田お前……いくら西園寺が可愛いからって誘拐とか駆け落ちとかしたりすんなよ?」

左右田「は、はぁ!?」

日向「それと、無期懲役になるような罪も犯すなよ? 例えどんな理由があってもだ」

左右田「お前急に何言ってんの!? そんで俺の事を何だと思ってんだよ!!? 俺そんなヤベー様なことするような奴に見えるか!!?」

日向(「西園寺の為」ならやりかねないと思うんだよなぁ……)

絶対にあの世界の二人と同じ末路を辿らせるわけにはいかない……。あとで西園寺にも忠告しておかなくっちゃな。



──さらに、困った事が一つ。



ゴイ「クールルゥ♪」

七海「よーしよし、ゴイくんは可愛いねぇ……。あ、日向くん。またゴイくんがこっちの世界に遊びに来てたよ」

日向「ああ、分かってるよ……。おいゴイ! お前遊びに来る時は前もって連絡寄越せって──どわぁっ!!」

ゴイ「クルルゥ♪ クルルゥ♪」

ゴイがたまーに「世界の境界」って奴を越えて、俺達の世界に遊びに来るようになった事だ。俺の側か研究教室に出没しては俺の頭に乗っかったり、七海に膝に乗せられて撫でられたりしている。


七海「ねぇ日向くん、良ければまた聞かせて欲しいな。話せる場所だけで良いから、君の……君達の冒険譚を」

日向「そうだなぁ……」

『あの出来事』を全部話すには何日ぐらい掛かるだろう。イヤらしくて、ハレンチで、エッチな部分を除けば、そう時間は掛からないかもしれない。

……だから、特別に話してやろうじゃないか。あの不思議な世界で「勇者」として冒険した、あの輝かしい日々の事を──




葉隠の依頼をクリアしました! 「葉隠に頼る」の難易度が下がりました!! 葉隠との絆がぐぐぐーんと上がりました!!

葉隠は知っての通り『超高校級の占い師』です。頼ればコンマ判定でどんなできごとでも「未来」を予想してくれるかもしれません。(ただし、成功率は3割です)



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