日向「安価とコンマで依頼を解決する」澪田「その6! RPG編っす!!」
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763: ◆DWp3lSnh.v3L[saga]
2023/11/22(水) 00:36:19.89 ID:/9u4I3xp0

勇者日向「い、1時間待ち!?」

従業員「はい、申し訳ございません。こちらのアトラクションは藤咲様作のVR付きお化け屋敷でして……当遊園地一番の大人気アトラクションでございます。お並びするのが困難でしたら、そちらの機械から『優先チケット』を発行されて、指定された時間帯にまたお越し下さい」

武闘家茶柱「……確かにそんなに長い時間待ってはいられませんね。『優先チケット』を発行してもらって、その間に他のアトラクションに乗ってしまいましょう」

そうして俺達はすぐに乗れそうな『モノクマ王とモノクマーズだらけのジェットコースター』とやらに乗る事にしたのだが……。



勇者日向「……なんか、全然迫力無かったな」

武闘家茶柱「転子達が期待してた物と違いましたよねぇ……。あれではちびっ子専用のコースターです、すぐに乗れるのも納得ですね」(コンマ09なのでそうなりました)

モノクマ王(を模した人形)とモノクマーズ(というらしきマスコット)があちらこちらから出て来て乗車客を楽しませるのだが、肝心のスピードが全然なく、俺と茶柱が好きそうな「スリルあるジェットコースター」とは違う物だった。

……ソニア達と行った富士○ハイランドの時といい、俺はジェットコースターと縁が無いのだろうか…………絶叫系アトラクション、かなり好きなのになぁ……。



勇者日向「か、カップルであることの証明として十秒間抱き合え!?」

従業員「はい、こちらカップル専用の二人乗りメリーゴーランドとなっておりまして……モノクマ王様のご命令でそうしないと乗車していただけないのです。……お二人はカップルではないのですか? 相当お似合いだと思うのですが……」

いや、俺と茶柱はそんな関係じゃ無いし……仕方が無い、遊園地と言えばジェットコースターとメリーゴーランドと観覧車とお化け屋敷(自分で言っておいて何だけど結構あるな?)だけどここはスルー……(バッ──)……あのー茶柱さん? 何故貴方は両手を広げてらっしゃるので?


武闘家茶柱「あ、あ、あ、あれだけ転子を抱(きしめて)いておいて今更でしょう! 転子の男死嫌いは一部の男死のみですが既に克服されました!! こ、今回のデートが最終試練なのでしょう!? なら責任持って私を抱(きしめて)いてください!!」

勇者日向「ぶーっうううううううううううううううううううう!!!」

おい茶柱、テンパっていることは分かるが括弧の中を言ってくれ茶柱! じゃないとトンでもない誤解をされる事になるぞ!! ほら、従業員の人が「あらあらまぁまぁ」って言いたそうな生暖かい優しい目で俺達の事を見てる!!


武闘家茶柱「さぁ、来て下さい日向さん!!」

──ああっもう! どうなっても知らないからな!! 俺はヤケになって茶柱の事をギュッ──と力強く。けれど優しく抱きしめた。……聖獣の森でも思ったけど、やっぱりとても抱き心地の良い身体をしてるなと思う。十秒どころか十時間だって抱きしめていられそうだ。「はうっ……」という力が抜けるような声が、俺の男としての本能を刺激する。


従業員「……はい、ご協力ありがとうございました! それではどうぞ、いってらっしゃい!!」

勇者日向「ど、どうも……」

こうして俺達は、ようやく二人乗りのメリーゴーランドに乗れる事になったのだが……。当然、俺が後ろから茶柱の事を抱きしめ続ける事になり、俺はもう「メリーゴーランドを楽しむ」どころでは無かった。……なんでこう、一々ドキマギしちまってるんだろうな、俺は。茶柱の言う通り、もう慣れたもんだってのに──



そして、ようやくお化け屋敷に入れる時間帯になり、俺達は『優先チケット』を持っている人専用の入り口から中に通され、VRゴーグルを装着させられ、そして──



貞○の様な幽霊「ヴォアアアアアアアアアアアアッ!!(ダダダダダッと走ってくる)」

勇者日向「うおわぁああああああああああああああっ!!」

武闘家茶柱「ぎゃぁああああああああああああああっ!!」

このVRゴーグルとか言う奴の所為なのか、普通のお化け屋敷のそれよりずっと怖い! お化けがあちらこちらから飛び出してくる!! いやこれ俺が前に経験した『戦慄迷宮』って奴と同じぐらい怖いんだが!!?

そして俺も茶柱も大パニックになる中、何も起きないはずが無く──突然のお化けの襲来に驚いた俺の足が縺れて転びそうになる「日向さん──!」と茶柱が助けてくれようとしたのだが、茶柱本人も転んでしまい……。


勇者日向「……あ」

武闘家茶柱「……あ」

気がつくと、俺は茶柱のパンツに顔を敷かれる様な形。茶柱は逆に、俺のパンツを覗きこむような形で倒れ込んでいた。自然とその尻とあそこの感触と臭いが五感に伝わってしまう。不思議な臭いだな、なんて幸せな感触なんだろう、茶柱も全く動かないけどまさか茶柱も俺のに魅入ってるのかな? んな訳ないか……などなどだ。

……そうしてどれだけの時間が過ぎただろう。ほんの一瞬にも、五分以上そうしていたようにも思える。「ハッ!」と不意に我に帰った俺が、出て来たお化けの方を振り向くと……


貞○の様な幽霊「(サムズアップ)」グッ!

とニヤリと笑いながらそうしていた。……余計なお世話だこの野郎!!





さて、本日はここまで。それではまた明日。8:30から9時頃にお会いしましょう。(ローション風呂、ローション風呂かぁ……どんなシチュエーションで入れようかなぁ……)


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