日向「安価とコンマで依頼を解決する」澪田「その6! RPG編っす!!」
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728: ◆DWp3lSnh.v3L[saga]
2023/11/21(火) 22:10:45.11 ID:CKtlKeZd0


………王子様直々の願いとあっては断わるわけにはいかない。なにせ、この国は「そういう文化が根付いている国」だ。「そういう世界」なのだ。だから──


勇者日向(し、視線がヤバイ……!!)

「観衆に見られている」という感覚が、俺にもようやく分かった。これ恥ずかしいなんてもんじゃないぞ!!? なんで尾美田や入間は普段からこんな恰好(正確には違うけど)で街中を歩けるんだ!!?

そういう彼ら彼女らは「見られること」に慣れているのか、視線を全く気にせずスイスイと上手に泳いでいた。……こんな事なら俺も葉隠や入間みたいに狂いたかったよ……この世界に順応した状態でゲームを始めたかったよ……。


武闘家茶柱「…………これは修行これは修行これは修行……!!」

顔どころか全身を真っ赤っかにした茶柱は、俺同様大事な所を隠しながら川の中へと入っていく。……あのままじゃあ苗木王子と戯れるどころの話しじゃ無さそうだな……。よし。


勇者日向「……茶柱、俺の後ろに隠れろ」ヒソヒソ

武闘家茶柱「え? で、ですが……」

勇者日向「良いから両手で俺の肩に掴まってろ。その後は観衆からなるべくお前の恰好が見えないように泳ぎの練習をしよう……大丈夫、全裸遊泳時間はあと30分も無いって話しだから」ヒソヒソ

武闘家茶柱「あ、ありがとうございます……」

ふぅ……これでなんとかなるだろう。……尾美田と入間と葉隠も「王子のご命令なら」と、一緒に全裸になって川に入って泳いだり涼んだりしていた……良いなぁ……。俺もあれぐらいハジケられる性格だったらなぁ……。でも──


武闘家茶柱「…………」ジャブジャブ

勇者日向(──ま、これはこれで良いか)

茶柱一人を、こんな訳の分からない世界に一人っきりにせずに済んだんだからさ。



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