日向「安価とコンマで依頼を解決する」澪田「その6! RPG編っす!!」
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◆DWp3lSnh.v3L
[saga]
2023/11/18(土) 21:04:32.03 ID:OTWBOQCS0
武闘家茶柱「……あの、ひ、ひ、日向さん」
勇者日向「……なんだよ」
武闘家茶柱「そ、そ、そのですね? お……大きいのが転子のお尻に当たってるんですけど//////」
俺は茶柱を後ろから抱きかかえる様にして湯船の中に入っていた。すると当然とうなる。……ええい、もうヤケだ! 本能に身を任せる訳じゃあないが、コイツに今自分がどれだけ危険な行為をしてるのか自覚させてやる!!
勇者日向「しょうがないだろ……。お前は自覚が無いかもしれないけどな、お前はとても可愛くて綺麗で素敵でとても魅力的な女性なんだから……」
武闘家茶柱「な……!? ひ、日向さん!?」
俺は茶柱の腹に手を回し、ギュッ──とその身体を抱きしめる。ふっふっふ……「男死なんて自分ならいつでもどうにでも出来る」って考えてるこいつに「男の怖さ」って奴を教えてやる!!(今考えてみれば、この時の俺は間違いなく大混乱中だった)
勇者日向「……羞恥心克服の手伝いはすると約束した。一緒に風呂に入るとも言った。けどな、俺をあまり「良い男子だから」って舐めてるといつか痛い目に合うぞ。……さっきも言ったけど、お前はとても可愛くて綺麗で素敵でとても魅力的な女性なんだ。そんな女性と裸で一緒に風呂に入って、男が考える事って何だと思う? ……お前の言うイヤらしくてハレンチでとてもエッチな事だよ」
武闘家茶柱「…………えっと、その……ひ、日向さんもしかして怒ってますか?」
……ああそうだよ、俺はイラついてる。自分が「良い男子」と認めた奴にならどいつにでもこんな事を頼みそうな茶柱に──!
勇者日向「……ほら、動いてみろよ。今の俺から離れてみろよ。じゃないとお前の大切にしてる物、このまま全部貰っちゃうかもしれないぞ」
武闘家茶柱「…………あ、あの日向さん……」
勇者日向「良いのか? とても口には出せないようなイヤらしくてハレンチで、エロいことをされちゃっても……」
武闘家茶柱「……………………」
茶柱は顔を真っ赤っかにしながら、暫くの間そのまま黙りこくってしまった。……怒りゲージがMAXになる前にネタばらしと行くか。これが終わった後? 当然気絶させられる覚悟だよ。
武闘家茶柱「て、て、転子は──!」
勇者日向「なーんてな! 冗談だよ冗談。こういう優しい顔をして迫ってくるような「草食系のフリをした肉食系男子」も、お前の優しさを利用するような悪い奴も世の中にはいるから気をつけろって忠告だ。ほら、もう良いだろ。湯船から上がろうぜ?」
武闘家茶柱「へ? ……は、はい……そう、ですね……」
その後、風呂から上がった俺は茶柱にショーツとブラジャー。あとは浴衣っぽいこの宿特有の服を着せて、その場で解散となった。「……転子は、日向さんにだったら別に……」なんて都合の良い呟きが聞こえたのは、きっと俺の妄想って奴さ。
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