617: ◆15vHdNAAAEr/[sage saga]
2024/01/18(木) 01:36:25.90 ID:FDwBRc69o
サクラ「はぁぁっ……はぁぁっ……」
サイカ「がふっ……う゛う゛う゛……!」ググッ
サクラ「……サイカ……もう……」
サイカ「うるっ、さいっ……!!」
サクラ「……もういいんだよ」
サイカ「っ!!」
サイカ「……だまれっ」
サイカ「だまれぇぇぇぇえええええっ!!!!!!!」
キュオアアアアアアアアッ!!!!!!!!
サクラ「!?」
サイカの絶叫とともに濃密な闇が一気に噴き出す。
ギュオギュオギュオッ!
ズズズズズッ!!!
サクラ「やばっ! 取り返される!?」ブワッ
溢れ出した黒は桜吹雪を塗り替え、深く暗い闇の空間を広げていく。
サイカ「うぁあぁあ゛あ゛あああ゛っ!!!!!」
クリア「サクラ!!」タタッ
サクラ「んんんっくぅ……!!! サイカっ……どうしてっ……!!」
サイカ「だまれっ……!! だまれだまれっ!!!」
サイカ「わたしは独りなのっ! ずっとずっとずっとこれまでもこれからもずっと!!!」
サイカ「だから捨てる! 捨てなきゃいけないっ!!!」
サクラ「サイカ……」
サイカ「何も感じなければどこも痛くないんだ!! 悲しくなければ涙なんか出ないんだ!!!」
サクラ「…………っ」
サイカ「心なんて無ければ!!! 独りぼっちでも寂しくないんだっ!!!!!」
サクラ「………………違うよ!」
サイカ「っ……!」
サクラ「あなたは独りぼっちなんかじゃない……!」
サイカ「うるさいっ……!!」
サクラ「あなたを大切に思って、あなた自身大切に思う……! そんな友だちがあなたにはいるはず……!!」
サイカ「うる…………さい……っ」
サクラ「凛さんたち待ってるよ! あなたを待ってるんだよ!!!」
サイカ「……っっ」
サクラ「だから……!」
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