60: ◆15vHdNAAAEr/[sage saga]
2023/11/19(日) 00:10:41.62 ID:tMLK9MQJo
サクラ「うああ゛あ゛っ!!!」ガガガガッ!
ライガ「は、ははっ、ボロボロだなっ……! 立っているのもやっとじゃないのか……!」
サクラ「だったら……どうした!」ガガッ
ライガ「うくっ……! はぁはぁ……さっきの話じゃないが、ずいぶんと荒っぽいなぁ!!!」バチチッ!
サクラ「ひとつっ……約束を破ることにしたっ……!!」
ライガ「約束……?」
サクラ「だぁ!!!」ドガッ
ライガ「ぬぐっ!?」ガクッ
サクラ「はぁはぁ……」
サクラ「……」グッ
サクラ「初めて変身した時にね、透ちゃんと約束したんだ。絶対死なないって、ずっとそばにいるって……」
サクラ「でもあれ、もう守れそうにないから……だから破ることにした。透ちゃんには悪いけど、でも透ちゃんは大丈夫だから……」
ライガ「くっ……」ヨロッ
サクラ「今まではね、けっこう力を抑えてたの。もしかしたら、捨て身でやればあなたたちを倒すことも出来ていたかもしれない。でも抑えてた。だってわたしは絶対に死んじゃいけないから。そういう約束だから」
カサイ「……っ」
サクラ「わたしは、自分の力のてっぺんが分からなかった。わたしの身体がどこまで耐えられるか分からなかった。どこまでやったら死ぬかなんて分からなかった」
ツナミ「……」ジリッ
サクラ「もしかしたら必要以上に抑えていたかもしれない。そのせいで、あなたたちを倒すチャンスを見逃していたかもしれない」
サクラ「でも、それももう……終わり」
ライガ「……!」ゾクッ
サクラ「死んでいいなら本気でやれる」
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