543: ◆15vHdNAAAEr/[sage saga]
2024/01/11(木) 00:44:22.48 ID:HqnDPf2bo
サイカ「……」キュオオオッ
サイカの手のひらに闇が集まる。
それまでとは比べ物にならないほど大きく、そして強い輝きを放つ。
サクラ「…………ふー」
サクラは1度目を瞑り、そして……
バシュウウウッ!!!
サクラ「うぁぁぁぁぁあああああああっ!!!!!!!」グルッ
左腕を突き出した。
ゴアッ!
ズガガガガガガッ!!!
バヂヂッバヂッ!
サイカ「………………」
サクラ「うっ、ぐっ……ぎぎっ……!!」
サイカ「……ねぇ」
サクラは巨大な闇の塊を受け止め、なんとか押し返そうとする。
ズズズッ…ズッ…
サクラ「うぅあ゛っ、ぐっ……! あああ゛……!!!」
サイカ「……もうボロボロでしょ? 腕だって片方しか動かないんでしょ?」
しかし力の差は歴然。サクラが次第に押されていく。
サイカ「どうして……」
サクラ「はぁっはぁっ……!! うう゛ぅ゛……!!」
サイカ「どうして守ろうとするの?」
サクラ「ふっ、あっ……ぐぅぅ……ともだちっ……だからあっ……!!」
サイカ「………………」
サクラ「やっとっ……できたっ……! たいせつな友だちだからっ……!!!」
サイカ「…………そっか……じゃあ……」
サクラ「うぅぐぐぐっ……!! ぎ、ぅ……ぁぁあ……!!!」
サイカ「さよなら」ポウッ
サクラ「ぁぁぁぁぁああああ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!」ググググッ
パシュンッ
サクラ「………………ぁ」
シュパァァンッ
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