483: ◆15vHdNAAAEr/[sage saga]
2024/01/05(金) 00:01:15.57 ID:57rd2nqco
シャドウ「なんでっ、なんでよっ……なんで今になってっ!!」
サクラ「だぁぁあ!!」ギュンッ
シャドウ「くぅっ!」
ドガァンッ!
シャドウ「あなたはずっと独りだった! その孤独はあなた自身が望んだ孤独でしょ!?」ガガッ
サクラ「そうだよ! ずっとそれが正しいって! そうするしかないって思い込んでた!!」ドガガッ
シャドウ「だったら……!」
サクラ「でも間違ってた! ずっと自分に嘘ついてた!!!」ドガンッ
シャドウ「っ……!」
サクラ「ほんとは誰かに聞いてほしかった! そばにいてほしかった! 慰めてほしかった! 助けてほしかった!」
サクラ「わたしだって! 誰かに愛されてみたかった!!!」バキッ
シャドウ「うあっ……!」ヨロッ
サクラ「でももう大丈夫だよ……!」
サクラ「痛いときは痛いって言うよ……苦しいときは苦しいって言うよ……悲しいときは悲しいって言うよ……!」
サクラ「泣きたいときはちゃんと泣くよ……! それを赦してくれる人がいるからっ……一緒に泣いてくれる人がいるからっ……涙を拭ってくれる人がいるからっ……!!」
サクラ「わたしは独りじゃないからっ……!!」
シャドウ「はあっ!!」ダッ
サクラ「だからわたしはもうっ……!!!」ググッ
シャドウ「うぉあっ!!!」グアッ
サクラ「負けないっ!!!」
パァンッ!
シャドウ「うくっ……!」グラッ
シャドウの攻撃をサクラが弾く。
体勢を崩したシャドウの前でサクラは深くしゃがみ、拳を強く握りこんだ。
その手には……
サクラ「プリキュアぁぁ!!!」
ブワワワワッ!!!
シャドウ「なっ……!?」
無数の桜が舞っていた。
サクラ「……っ」ギュッ
ビュオビュオビュオオッッッ!!!!!
サクラ「散華裂破ッ!!!!!」
桜吹雪を纏った拳は
サクラ「だぁぁぁぁぁぁあああああああああっ!!!!!!!!!」
まっすぐにシャドウへと放たれる。
ビュオオオオオオオオオッ!!!!!!!
それを受け取るシャドウの表情は……
シャドウ「……っっっ」
シャドウ「……」
シャドウ「」ニコッ
どこか満足気に見えた。
ドッバァァァァァンッ!!!!!
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