468: ◆15vHdNAAAEr/[sage saga]
2024/01/04(木) 22:53:47.07 ID:hxOLHY5Oo
「「冷波蔦壁!!」」
ズズンッ!
シャドウの行く手に巨大な壁が立ち塞がった。
しかしシャドウは、それを歯牙にもかけない勢いで突進する。
シャドウ「だぁぁあああっ!!!」ギュンッ
ズガァンッ!
クリスタル「うくくっ……!」ビリビリ
ビシッ
ビキビキビキッ!
ブーケ「うそ……」
バギャァァァンッ!!!
ブーケ「くっ……!」
クリスタル「うわっ、ぁ……きゃっ……っ!?」ビュオッ
衝撃に巻き込まれ、クリスタルの体が浮いた。
ブーケ「雪菜ちゃん!?」
クリスタル「っ、っと……だ、大丈夫です! でも……!」ズザッ
ガラガラガラ…
シャドウ「……」ギロッ
クリスタル「覚悟はしてましたけど、ここまでとは……」
ブーケ「特殊な攻撃一切無し。ただただ速くて重いだけなのがこんなにキツイなんてね……」
シャドウ「2人とも、あとで相手してあげるからさ……そこどいてくれないかな……」
ブーケ「そ、そういうわけにはいかないんだけど……」
シャドウ「どうしてもダメなら……」ググッ
クリスタル「ひっ……」
ブーケ「と、とにかく時間稼ぐわよ!」
クリスタル「は、はい!」
シャドウ「はぁっ!!」ギュンッ
シャドウがまっすぐ突っ込んでくる。
その拳が、今にもブーケたちを襲おうとしたその時だった。
フワッ
シャドウ「え……?」
シャドウの視界いっぱいに、桜の花弁と魚が舞った。
サクラ・クリア「「桜流し!!」」
ギュオオッ!
シャドウ「っ!!?」
声が聞こえた瞬間、大量の桜と魚が殺到。
ギュオオオオオッ!!!
シャドウ「うあっ、く……! うぐっ……きゃあっ!!」
ドパァンッ!!!
理解よりも早く迫った奔流に、シャドウは為す術なく押し流された。
743Res/384.67 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20