412: ◆15vHdNAAAEr/[sage saga]
2023/12/22(金) 01:17:57.66 ID:35YHzLpxo
シュパァァンッ
シア「……やはり厳しいですわね」
朱「ふぅぅ……サイカの居場所が分からない以上、桜野ちゃんをなんとかしたいんだけど……」
雪菜「はぁはぁ……3人でやっても全然ダメそうですね……」
シア「ライガたちとの戦いから、ずっと力を使いっぱなしですわ。少し休憩しましょう」
雪菜「はいぃ……」ヘタッ
透「……」
シキ「透も……」
透「……」ジッ
サクラ(in結界)「」
透「……」ギュ
シキ「透……」
シキ「………………もし、もしもなのです」
シキ「もしも桜野が目を覚まして、その時本当にシキたちが知らない桜野になってたら……どうするです……?」
朱「そ、そうならないために……」
シキ「……だからもしもの話なのです」
シキ「桜野が戦ってるのが本当に桜野の偽物だとしたら、そうなる可能性はすごく高いと思うのです。もしそうなったら……」
朱「……」
雪菜「……」
透「……戦うよ」
シキ「……!」
透「戦って、本物の桜野を叩き起こす。諦めないよ、絶対」
シキ「……うんっ」
雪菜「でもシキちゃん、なんで桜野さん勝てないって思うんですか? もしかしたら勝てる可能性だって……」
シキ「それは……」
シキ「……」
シキ「これはシキの……願望、みたいなものかもしれないのです」
雪菜「願望?」
シキ「桜野に負けてほしいって思ってるんじゃないよ。でも……」
透「……」
シキ「桜野は……勝っちゃいけない気がするのです」
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