349: ◆15vHdNAAAEr/[sage saga]
2023/12/15(金) 02:11:18.71 ID:fcSS7p2Fo
シア「とにかく、あの3人は倒せたということですわね」
透「うん」
シア「ですが桜野は……」
サクラ(in結界)「」
朱「目も覚まさないし、結界も変化なしね」
雪菜「壊せないか色々試したんですけど、ダメそうでした……」
シキ「桜野ぉ……」
透「そうなると結界を壊すには、サイカを倒すか桜野が目を覚ますかのどっちか……」
シア「それはカサイが言っていたんですのよね? 信じて良いのでしょうか……」
雪菜「私は……信じます」
透「……まあ、わざわざそんな嘘をつくタイプでもないか」
朱「でも桜野ちゃんが次に目を覚ました時は、もうあたしたちの知ってる桜野ちゃんじゃないって」
雪菜「それは私も言われました」
シア「桜野を手駒にする計画なんですわよね」
朱「それでそのために、あの中では桜野ちゃんが自分自身と戦ってる……」
透「うん。シキの予想が正しければだけど」
シキ「それが最悪のパターンなのです。もし予想が正しかったら、桜野はきっと本当に勝てない……」
朱「……」
雪菜「どうにもならないんでしょうか……」
シア「現状では難しそうですわね……」
透「やっぱりサイカをなんとかするしかないのかな……」
朱「それも桜野ちゃんが目を覚ます前に……」
雪菜「簡単じゃ……ないですよね……」
シア「そもそもサイカがどこにいるのかすら掴めません。むやみに探して見つかるものでもないでしょうし……」
シキ「あぅぅ……」
透「桜野……」
サクラ(in結界)「」
透「……」
透「ねぇ、桜野……私の声、本当に聞こえないの……?」
透「私、ここまで来たよ……桜野のこと、迎えに来たんだよ……?」
透「それ、なのに……」
透「こんなに近くにいるのに届かないなんて……!」
透「桜野ぉ……!!」ギュッ
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