【FGO/SS】本当はあったFGOハロウィン2023
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37:名無しNIPPER[saga]
2023/11/26(日) 09:36:52.07 ID:gOFiO1R/0
第3廻戦:特級の呪いと女武将
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“人間は泣きながらこの世に生まれてくる。阿呆ばかりの世に生まれたことを悲しんで”――西洋の作家・シェイクスピアは自身の作品にこう一つの言葉を残している。

この世に生を持って産まれる時、当たり前のように泣きながら赤子は生まれてくる。その泣きは喜びでもあり、悲しみでもある。

しかし裏を返せばそれは自身が産まれてきた世界が自身の想像とは異なり、それによって失望と絶望を知っての上で泣きながら産まれる事でもある。

それは必然的なことであり、それによって自身を産んだ両親・産まれた自身・周りの世界さえもまた、本能的に呪いを放っている。

そう、人とは・・・・産まれた時から既に呪いを放っていく者でもあるのだ。
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渋谷 クロスタワー内:吉備真備のアジト


パチパチパチッ・・・ズズゥゥ〜・・・

吉備真備「よう!身体の方はだいぶ休まった感じかな、マスター?」

【うん、おかげさまで】
【とても身体が楽になったよ】←

吉備真備「そうかそれはよかった!マスターが元気というのならもう大丈夫だね。そうと決まれば、早速その両面宿儺が根城にしているという場所に向かいますか!」

【えっ、もう行くの?】←

吉備真備「ああ!まあこの渋谷の今の地形についてはこっちで把握しているし、戦力の方もこちらに十分あるからね。」

マシュ「はい。私や望月さん、それにバーヴァン・シーさんもまた、吉備真備さんの術式のおかげで魔力の方も回復していますし、いつでも出発は可能かと。」

望月千代女「はい。それと両面宿儺がこれから何をしてくるのかも分からない他に、特異点の影響が深刻化する恐れもあり、捜索は早い方がいいかと・・・」

望月千代女「しかし両面宿儺にはあのプトレマイオスさえも防げなかった攻撃もありまして、攻略には慎重に進めていくのもありかと。」

吉備真備「そうだね。僕の知ってる宿儺の姿が違うとはいえ、ヤツが今どれ程の呪いの力を持っているのかもわからない以上、安易に奴に挑むのは無謀なことだ。」

吉備真備「だがだからとて、奴をこのまま頬っておくわけにはいかない。奴がこの渋谷の呪いを自身の力にする事がある可能性もあるし、そうなったらそれはそれで面倒な事になる。」

吉備真備「エリザベート・バートリーに取り憑いた両面宿儺を祓い、マスターが彼女に謝れるようにも慎重かつ事は早めに進める方が僕らの為にもなるからね。」

【うん】←


吉備真備「ところで君、望月千代女ちゃんだよね?僕が生きてた時代より遙か未来で歩き巫女をしながらくノ一をしてたって‥」

望月千代女「はい。それと拙者にはかの伊吹大明神の力も一時ではあるが使えまして、その力を持ってサーヴァントとして戦っています故に。」

吉備真備「ふ〜ん・・・僕が生きてた時代にも忍者は少しなりに会っていてね。まあそれはそれで僕を襲ってくるなりにこっちで返り討ちにしてきたのだけど・・・」

吉備真備「君のような女忍者は初めて見るのだけど、君が歩き巫女もしていたと言うにはそうだなぁ〜‥」


吉備真備「君の忍者のテクニックとして、お色気の術もあったりするのかな?」

望月千代女「――――!?」


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