【FGO/SS】本当はあったFGOハロウィン2023
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203:名無しNIPPER[saga]
2024/04/04(木) 00:04:35.61 ID:PzuFyQF/0
シオン(通信)「以前、昼夜の城の聖杯戦線で話したテュフォンの逸話ですね。かの太古竜テュフォンが弱体化したのは、女神によってもたらされたという『無常の果実』が要因だと。」

シオン(通信)「そしてギリシャの全能神ゼウスはテュフォンを捕まえ、エトナ火山にその身を封印した。それについては間違いはないかと。」

河神ラドン「そしてかの特異点の影響により、テュフォンはサーヴァントとして再び蘇らんと行動した。あの昼夜の城の聖杯戦線を魔力の糧に自身を再び成長させる為に・・・」

河神ラドン「しかしそれも叶わなかった。君たちカルデアがテュフォンの復活を阻止せんと戦い、そしてテュフォンをあの特異点で殺した・・・」

河神ラドン「願いが叶う万能釜の欠片を一つの銃弾とし、無防備で逃げいくテュフォンをその銃弾で撃ち殺した。聖杯弾という銃弾による中和によって・・・」

河神ラドン「ああ・・・これらを悲劇と呼ばずというべきか!女神に裏切られ、無常の果実を食わされ、君たちカルデアに卑劣な手で撃ち殺された!」

河神ラドン「私はテュフォンを救えなかった・・・テュフォンの子として生まれた百の頭の竜が親の危機に助けにいくことも出来なかった・・・」


河神ラドン「私が百頭竜ラドンとラドン川の神霊のどちらかと聞いたな吉備真備。確かにこの私の身体は人間の依代を元にギリシャ神話の神霊、ラドン川の河神ラドンをベースにしたモノだが、」

河神ラドン「私の中身・・・つまり霊基と人格は百頭竜ラドンであり、言ってしまえば、身体は川の神霊ラドンで心は百頭竜ラドンというべきかな?」

河神ラドン「それ故に私のクラスはルーラーとはかけ離れており、むしろアルタ―エゴに近い霊基と言ってもいい。」

吉備真備「!?。アルタ―エゴだと・・・・お前、いったい何を言っているんだ・・・?」


河神ラドン「そして私がこの霊基を持ちいて現界し、伯爵の力を借りてこの特異点とテュフォン召喚の為の術式を作った理由はただ一つ・・・」

河神ラドン「それは私の・・・百頭竜ラドンの親にして、ギリシャ神話の怪物たちの祖である太古竜テュフォンの復活とその救済・・・」

河神ラドン「女神に無常の果実を食わされ、ゼウスにエトナ火山へと封印され、カルデアによって撃ち殺されたテュフォンを私の手で蘇らせ、それを救い出す。」

【救い出すって・・・】
【本気でそう言っているの貴方は!】←

河神ラドン「本気さ。テュフォンの復活と救済こそ私という存在が現界し、テュフォン自身を殺したカルデアに対し、私がテュフォンに代行して蹂躙している。」

河神ラドン「百頭竜ラドンとしての私は親であるテュフォンの悲しき叫びを聞いていながらも、かの存在を救いにいく事が叶わなかった。テュフォンの子として恥じるべき事だ。」

河神ラドン「だがそれも帳消しになる。テュフォンを殺したカルデアのマスターを贄とし、テュフォンを完全な形で蘇らせる事で私の望みは初めて叶う。」

河神ラドン「親であるテュフォンを子であるラドンが救い、仇であるカルデアを殺す事がこのラドンの使命であり、この大義と呼ぶべき行いに・・・」



河神ラドン「――これ以上の願いがあるものかぁぁーー!!」バァァァァ―――ン!!


マシュたち「―――!?」

【―――――!?】←

吉備真備「・・・・・・・・・・」


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